第7話 入学式
ども。毎度毎度、変わらずの『
前回の顛末です。
ソラ「ヒャッハー!!俺の勝ち〜!!!ざまぁ、ストーカー女!!」
学院長「くっそ〜!!黙れ!!マザコン!!」
ソラ「負け犬の遠吠えなんて聞こえねぇよ!!ぎゃははははは!!」
学院長「むっかつくなぁ!!黙れ!!女に犯された雑魚男がよぉおおおおお!!」
ソラ「なんで、知ってんだよ!!クソストーカーがよぉおおおおおお!!」
学院長「カーマインに教えてもらったんだぞ★」
ソラ「死ね!!クソ師匠がぁあああああ!!貴様も、殺して、俺も死ぬぅうううううう!!」
(子供のやり取りやんwwガキじゃんwww)
うるせえ〜!!とりあえずこのストーカーは黙らせないと………
学院長「待った!!入学を許可する!!」
ソラ「………命拾いしたね。」
そうして、『学院』、正式名称『帝国魔法騎士養成学院』にめでたく入学することとなった。そして、何故か、特待生として、入学することとなった。
ここは、全寮制である。
でしたね。
これから、今回の会話です。
ソラ「はぁ、特待生かよ。まぁ、金払わないでいいって言うなら、ありがたく貰うけどさ。ついでに、新入生代表じゃなくて、よかったぁ。」
昴「くっ、カーマイン、仕事を変われぇええええ!!」
カーマイン「無理な話だな。ソラの晴れ舞台を逃す訳が無いだろう!!」
ソラ「ま、昴、初仕事ファイト!!」
昴「うん。なでなでしてくれたら頑張る。」
ソラ「……仕方ないなぁ。」
カーマイン「くっ、ずるいなぁ!!」
ソラ「師匠はいいでしょ。」
昴「いってきまーす。」
ソラ「はい。行ってらっしゃい。……んじゃ、行きますか。師匠。」
カーマイン「あぁ、そうだな。」
学院到着。
ソラ「とうちゃーく。」
カーマイン「あぁ、そうだな。………転移魔術で行っても、良かったかもな。」
ソラ「あ〜、良かったかもね。んじゃ、俺は別行動するから、分身作って、俺は隠密するわ。」
カーマイン「ああ、バレるなよ。」
ソラ「ん、気をつけるよ。」
ども、【
(おい、ソラ、平然と入学式をサボろうとするな。)
うるさい黙れ。サボりじゃない。見学だ。
(それをサボりっていうんだよ。)
入学式が始まって………
司会「それでは、生徒会長の挨拶です!!」
生徒会長「入学してきた諸君、そして、その親類よ。我々帝国魔法騎士学院は、貴殿らを迎えよう。説明をしておくが、私は生徒会長の『カエデ·クドー』だ。よろしく頼む。ひとつ言っておくと、私は大アルカナの『
カーマイン(ふむ。アルカナ持ちを言っているのは事実だな。それにしても『月』か。しかも、恐らく東方の人間だな。腰にある『カタナ』がそれを表しているな。)
その頃ソラは。
ソラ「ふーん、ここが、生徒会棟か。………へぇ、これ気づく人居ないんじゃない?俺は気づいたけどさぁ。」
カエデ「当然だ。結界が貼られているからな。」
ソラ「!?!?」
カエデ「ふむ。びっくりしたようだな。」
ソラ「そりゃ、するわ。にしてもバレるとはなぁ。まだまだかぁ。」
カエデ「むしろここまで近づけることに驚きなんだがな。」
ソラ「そうかい。もう刀を帯刀してるってことはさ、戦いたいってこと?」
カエデ「いや、少し気になってな。どんな人がここに気づいたのか。」
ソラ「そう。戦うの?」
カエデ「それは、場合によりけりだ。ひとまず自己紹介と行こうじゃないか。」
ソラ「いいっすよ。とりあえず、俺からで。ソラです。よろしくお願いします。」
カエデ「ふむ。その様子だと1年生か?見えないがな。まぁ、いい。私は、『カエデ·クドー』だ。よろしくな。生徒会長だ。」
ソラ「へぇ〜、生徒会長ねぇ〜。」
カエデ「言っておくが、戦わないぞ。」
ソラ「いいじゃん。」
カエデ「だめだな。勝てないと思う。私が、」
ソラ「おおぅ。実力を見切れるのはいい事だね。」
カエデ「上から目線過ぎないか?」
ソラ「そりゃあね。実際そうだしね。」
カエデ「ところでだが、ソラ、お前、軍に所属していたことは無いか?」
なんで、バレてんの?
(教えないけど、答えは恐らく────)
カエデ「昔に、軍の人間に助けられてな。まぁ、昔と言っても、私が9歳ぐらいの時なんだがな。」
そうして、彼女の話が始まった。
要約すると、
『9歳の頃に軍所属の同じ歳ぐらいの男に助けられた。』
だってさ。
俺じゃん。たぶん。
いや……うん。軍所属に子供居ないわ。
俺以外に。いないよな?
ソラ「さーせん。それ、俺ですね。」
カエデ「そうか。そんな感じがしてたんだよ!!ありがとう、あのとき、助けてくれて。あの時、助けてくれなかったら……と、思うとゾッとしてしまう。」
そりゃ、そう。なぜなら、あの時、俺か、カーマインがいなかったら、カエデは、死んでいたのだから。
回想。
ソラ「おい。おい!!生きてんのか!?返事しろ!!」
カエデ「あ、あう。」
ソラ「ふぅ。よし、走んぞ。お姫様抱っこすっけど、気にすんなよ。」
カエデ「え、えっ!?(気にするなんて……)」
ソラ「急ぐからな!!」
カエデ(無理ぃいいいい!!?待って!?何でこんな胸硬いの?心音バックンバックン言ってるぅううう!?主にわたしが!!)
ソラ(くっそ、やっぱ殺るしかねぇな。仕方ない。こいつを親の元にさっさと届けて────)
カエデの親の元に到着。
ソラ「おい!!被害者連れてきたぞ!!」
親「ほっ。良かった。」
ソラ「いいから、早く受け取れ!!今すぐ動きたい!!」
カエデ「ご、ごめん。お、降りるよ。」
ソラ「あぁ。」
そして、3時間後。夜明けの時間と共に。
ソラ「………」
周りには、死体、死体、死体死体死体………
そこら辺には、死体の山が出来上がっていた。
回想終わり。
いやー、やりすぎたかもだけど、悔いはないな。
ソラ「ふぅ。」
カエデ「どうした?」
ソラ「いや、カエデ会長を助けたときのことを思い出してな。」
カエデ「そ、そうか。やっぱり、お前だったんだな。」
ソラ「あぁ。」
カエデ「ハッ!!………戻ってくれ。入学式に。」
ソラ「ん。じゃあな。」
カエデ「あぁ。また会える時が楽しみだな。」
ソラ「そうだな。戦えることを楽しみにしておくよ。」
カエデ「戦いたくはないんだがな。」
そうして、入学式に戻ったソラであった。
カーマイン「もういいのか?」
ソラ「ああ。いろいろ楽しみだよ。」
カーマイン「そうか。んじゃあ、帰るかな。」
ソラ「おお。じゃあな。」
そうして、入学式は終わった。
7月11日現在、軽く修正入れました。
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