第1話 自由気ままの主人公

 いやー。今までのことを思い出してみるとロクなことになってねぇな!?まじで。

 さて、現在は色々自由にやっています。




 振り返ってみよう。


 師匠に拾われたのが5歳でしたね。

 そこから、2年でスキルの使い方を覚えました。

 師匠からは、「お前……こんな強かったんだぞ。誇れ。」と褒められました。

うれしかった。

 7歳で帝国軍に入っちゃった☆


 2年だけ入ってました。

そしたら、なんか「あかつき」とかいう二つ名貰ってました。

 ちょっと待って?

今、「チートだろ。こんにゃろ。シバくぞ!!」とか思った人。

少し言い訳させて欲しい。

ただアレしただけなんだけど。

 えーと、まず入軍する時に大抵試験があるじゃん?

 そこで試験官をぶっ飛ばしちゃった☆

 あ、ちなみに、既に偽名使ってるよ。

 具体的には……………




 試験官「今年はガキが入軍試験を受けるらしい。負けないように。」

 ソラ「よろしくお願いします!!」

 モブさん「へぇ〜。弱っちぃ見た目してんな?」


 ソラ(はぁ。こんな人居るもんなんだなぁ。)


 モブ「甘くねぇんだぞ?ガキはおママのオッパイでも吸ってろよ!!」


 ソラ(あ〜、もう殺す。完璧なままで殺す。)


 ソラ「試験官さん。この人と戦わせてください。殺します。」


 試験官「ちょっと待て。今、平然として殺意垂れ流してなかったか?」

 ソラ「はい。垂れ流しました。それの何の問題が?」


 試験官「ふ〜む。………まぁ、よかろう。」


 ソラ「………ありがとうございます。精一杯殺させて頂きます。」

 試験官「おいまて!?言葉がおかしいぞ!?」


 ソラ「何を、言っているんですか?殺意を覚える時は垂れ流しにしろって師匠から教わりました。」


 試験官「その師匠やばいかもしれんぞ?」

 ソラ「そうですか。とりあえずおねがいします。」

 試験官「うむ。よかろう。頑張れよ。」


 ソラ「言われるまでも。」

 モブ「おいおい。何の話だァ?」

 ソラ「うるさい。黙れ。無駄口を叩くな。」


 モブ「あぁーん!?」

 試験官「………始め!!」







 そうして、ソラはただの入軍試験を受けているものだと思っていたが、先程のモブは試験官だったらしい。


 が、ただの7されるのであった。

 そのモブが入軍試験の試験官だとはソラが気づくはずもなかった。

(理由は彼がキレていたからである。何故キレていたのか。その理由は彼しか知らない。)


 そうして軍に入った。

 ちなみに軍の階級は

 三士兵→二士兵→一士兵(ここまでが「士兵」という名の下っ端)→三兵→二兵→一兵(ここまでが「兵」という区分)→三流騎士→二流騎士→一流騎士(ここまでが「騎士」という区分)


 ここからはアルカナと呼ばれるスキルの持ち主しか行けない領域

 アルカナの欠片カケラ(アルカナの欠片カケラとは、アルカナに好かれてはいるが不完全なアルカナ。)

不完全なアルカナとは、例を挙げるなら、『月』が最もわかりやすい。

 まず月には満月、新月、半月、三日月(上弦、下弦)が存在している。

 が、不完全の者は、1つ、もしくは2個程度しか月がない。精度も悪い。

 完全の者は全て揃っている。

だから、揃っていないものはなのである。

 (ちなみにこの階級が軍に入れられたのは大量の人がそう呼ぶからである。蔑称ともいう。)

 →アルカナ持ち

(もう、説明要らないよね?一応説明しておくと、なアルカナの持ち主である。例えば、アリシアは『魔術師』………みたいな。)




 そうして、働いているうちに気づいたら、9歳で、称号、勲章沢山あって困ってました。そして、何故かアルカナ持ちにされてました。


 皆、知ってる人はいいけど、思い出して欲しい。

 アルカナって何個?そして、何があった?


 最初の問いは、22個だ。2個目の問いは、…………面倒になってきたな。調べてくれ。まぁ、ともかく俺のスキルが入れるわけではない。ということで、特例でアルカナをもうひとつ作ることになった。


 それが、俺の2つ名にもなった、『あかつき』である。ちなみにNo.22です。







 そんなこんなで、入軍当時7歳、軍属歴2年。退軍当時9歳。称号、勲章合わせて、軍属人員内でトップ。

(勲章は386個。ちなみに2位は、彼の師匠であった、カーマイン 284個である。)敵を殺した回数は、数えれませんでした。理由は敵が全滅するので、多すぎて分かりません。


 そうして、「英雄」、「暁」等と二つ名を付けられた可哀想な9歳児は軍を辞めた。というよりは、停められた。

(理由、敵が彼を恐れて悪さをしなくなったから、平和になった。別にこの事に関して彼は気にしていない。なぜなら彼は、冒険者になってみたかったようだからだ。)






 軍を辞めて、もとい停められてから、すぐに冒険者になった。

 …………少し、待って欲しい。殺すのだけは待って欲しい。だから、ちょっ……待って……刃物をこっちに向けないで!!






 とりあえず冒険者になって、同じことはしないようにと、ギルドマスターに相談した。(今までのこと。全部。)そしたら、ギルマス、なんて言ったと思う?


 ギルマス「おう。疲れたろう?頑張ったな。」


 ………普通にいい人。


 ギルマス「というわけで、お前はこれからAランクな?」


 言わせて欲しい。……………はぁああああああ!?

 そしたら、周りのやつも……


 他「良かったな!!」

 他「いきなり、A級!?」


 ちなみに低い順にE→D→C→B→A→Sまで。そこから上は頭がやつしか居ないんだと。

ちなみに階級は「SSダブルエス」「SSSトリプルエス」………後は流れで全部強さによってエスを付けてくらしい。

「基準は?」

と聞いたことがあるが、

それは、ギルマス曰く

「自分でSS以上になることだな。」

と、言われた。

 そんなやばい奴らなのかね?







 はい。馬鹿な俺を許してくれ。

これは確かに頭トんでる。

やばいよ!?この人達。いや、俺も大概かもしれないけどさ!?

だってこの人達、平然として、ドラゴンとか、楽勝で狩ってるじゃん!?

しかも、ソロで、だって!?頭飛んでるよ!?

(お前もだろ。)

 そりゃ、僕だって成体のドラゴンは「ワンパーンチ☆」でシバけるけどさ?

あの人達、平然として、古代竜エインシャントドラゴン狩ってるんだよ!?古代竜っていったら、魔法は使うわ、物量(質量)はエグいわ、もう、ソロで狩るのはキツイ。冗談抜きに。いや、できるけども。





 そんなこんなで俺は冒険者になってから、早2年。現在11歳です。

 今俺は、《樹海》と呼ばれる魔境で力試しをしています。



 樹海とは

 まず、低ランク(低ランクとは言っても、D、Cランク以上じゃないと無理。)が入れる樹海。

《浅層樹海》

 ちなみに『層』なので、1層ごとにフィールドが違います。1層ごとの読み方は、○階層とよばれている。

 1〜20階層まで。

 ここからは、別等級。

 次に中ランク(Bランク以上の。)以上が入られる樹海。


《中層樹海》

 Cランクの昇格試験にもなっている。昇格試験はことが条件。なぜなら、差が激しいから。モンスターは当然、罠等も今まで以上に警戒しなければならないから。

 21〜40階層まで。

 これから別等級。

 3つ目は上ランク(Aランク以上。)以上が入れる樹海。


《深層樹海》

 これも、BランクがAランクに昇格する条件は

 舐めてかかると余裕で死ねる。ってか、その慢心で死んで行った人がゴロゴロ。

 41〜60階層まで。

 

ラストは最上位ランク(Sランクパーティー、もしくはSS以上のソロのみ。)以上が入れる樹海。

《深淵樹海》

 これはですね。はい。もう、無理です。ここの樹海に入れる方が頭おかしい。

 罠は巧妙とかいう次元じゃない。掛かるのがほぼ前提、そこから対処どうする?っていうクラス。

 モンスターとのエンカウントは、ほぼ避けれない。スキルとか使ってもバリバリバレる。理由は知らん。

 最も深く潜った人間は500階層(当然至極のカーマイン師匠。)

 そこから下は分からない。いや、マジで分からない。笑い事じゃなくて。

 カーマイン曰く「あそこは多分開けちゃダメな類だな。………いや、冗談抜きで。多分、パンドラの箱系統だ。」との事。

 多分触れない方がいいんだろう。

 ちなみに僕は84階層までしか潜れていない。

 同じ化物さんたちも、まだ約90階層までなんだそうだ。正確には98層らしい。化物さん達は、パーティーを組んで降りていっているらしい。

 パーティー名は、『Ssエスズ』らしい。

 理由はSS以上だから、なんだそう。

 ちなみに俺も勧誘された。でも、断った。怖かった。女の人しか、いなかった。目が、なんか、おかしかった。据わってた。というのだろうか?

「ハァハァ……男の子だ、男なのに弱っちぃのしかいなかったから、ちょうどいいわよね。するわね。」

 とか言われた。普通にギルマスが助けてくれなかったら、今頃俺はここにはいないだろう。




 そして俺は、冒険者ここでも、「暁」という二つ名を手に入れたのだった。






 1話fin





7月11日現在、軽く修正を入れました。



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