15話 大幅改稿済み

お昼を食べ終わり教室に戻る準備をする

「そういえば何で今日は屋上が開いていたんだ?」

ミラに質問をする

「ん、私は頭が良い。休憩に使いたいって少し頼んだら先生がくれた」

(それ頼むと書いて脅しって読むやつだろ)

「あの、ミラちゃん」

「ん、なに?」

「勉強に困ったら教えてもらっても良いかな?」

「ん、全然お〜け〜」

「本当!ありがとう!」

この数十分で相当仲良くなったようだ

「ん、フロウドも教えてあげる」

「なら、困ったら頼らせてもらうよ」

「任せて」

そうして教室に三人で戻るのだった

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数日後

「はいじゃあ今日は解散、おつかれ」

そう言って先生が教室を出て行った

さて、今日もどうやってバラドを回避しようかと考えていると

「?」

席の前にミラとシラユキが立った

「何かあった?」

「いえ、そうではなくて」

「ん、今日は遊びに行こう」

突然そんなことを言ってくる

「悪い今日は用事があるからシラユキと2人で行ってくれ」

「もしかしてアカネさんの手伝いですか?」

「違うよ、私用で少しやっときたいことがあって」

「ん、じゃあそれを手伝う」

「必要ないよ」

「どうしてそこまで私たちの介入を拒む?」

「別にやましいことはないけど2人の時間を奪いたくない」

「ん、私は別にいい」

「わ、私も大丈夫です。いつも助けていただいてるので」

(仕方ないか。早めに手を打ちたかったんだけどな)

「…わかった、遊びに行こう」

「私用はいいのですか?」

「別に急ぎの用事ではないからね」

「ん、ならいい」

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大きなショッピングモールにて

「ん、シラユキは何を着ても可愛い。羨ましい」

「ミラちゃんこそ何でも似合ってますよ。本当に」

2人は服を見ていた

「ん、フロウドはどこかに行った」

「まあここは女性用の衣服ばかりですから」

「しかたない奴」

「後で合流するから、ね」

「ん、仕方ない、シラユキから色々話を聞く」

「ふふ、何について聞きたいの?」

「ん、なら〜」

その後女子トークで盛り上がるのだった

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その頃フロウド

「さてどうするかな」

さすがに女性用衣類しかないところは気まずく外に逃げてきたのだ

(特にやることもないし適当に本でも見に行くか)

そう思い本屋へと入ると

「ん、んー!」

高い所にある本を取ろうと頑張っている黒髪の女の子がいた

本棚に近づき取ろうとしているであろう本を取る

「あっ」

取られたと思ったのか少し残念そうな声が溢れる

「この本で合ってます?」

そう声をかけると驚いたように

「え!あ、はい!そうです」

「どうぞ」

本を渡す

「ありがとうございます。全然届かなくて困っていたんです」

「ここの本屋は古い本や珍しい本が置いてあるけど本棚高いですよね」

「!そうなんですよね、身長が低い私には少し大変で、なので助かりました」

「いえ、困った時はお互い様ですよ、それに身長はこれから伸びますよ」

そう言うと拗ねたように

「…これでも17なんですよ!」

「…それは失礼しました。年上でしたか」

「え!年下なんですか⁉︎雰囲気から大人だと思っていました」

「全然そんなことないですよ」

「てゆうか、その制服…エクアル学園の生徒ですか?」

「はい」

「なら後輩さんですね」

「そうみたいです」

その後本について色々話した後

「っとすいませんそろそろ待ち合わせの時間なので」

「そうなのですか」

女の子は少し寂しそうに言う

「また話聞かせて下さい」

「いいんですか⁉︎」

「はいとても面白かったので」

そう言うと嬉しそうな様子になる

そして思い出したように

「あの、お名前を聞いても?」

「フロウドです」

「私はy『ん、やっと見つけた』」

聞き覚えのある声が聞こえてきた

「ん、いないと思ったら女を引っ掛けてた」

「そう見えるが違うぞ」

〜〜〜本屋に入ってからのことを説明〜〜〜

「と言うことがあって本について話してたんだ」

「ん、信じてあげる」

「先輩紹介します。彼女はミラ。俺と同じ一回生です」

そう言うと

「っ!し、失礼しました〜」

先輩は顔を真っ赤にしてどこかに行ってしまった

「ん、あの人は?」

「名前を聞きそびれた」

「ん、役立たず」

「お前がちょうど割り込んできたんだよ」

その後少し軽い言い合いをしたのち

「そう言えばシラユキは?」

「ん、先に行ってと言われた」

「なら戻るか」

「ん、行こう」

その後シラユキを探したが見つけることができなかった

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