第2章「出会い」- リナとの出会い。最初の冒険で、能力を発揮し成功を収める。

ワイは意気揚々と最初の冒険に出発する。この世界で腕試しや。でも、どこ行けばええんやろ。

村人A「おいお前!どこ行くんや!」

ワイ「うるさいわ。ワイはこの世界一の冒険者になるんや。邪魔すんな」

村人A「は?無茶言うな。お前みたいなヤツが冒険したら1日もつかどうか…」

ワイ「なにぃ?口ばっか達者やな。ワイの力見とけや」


そんな時、村の掲示板に怪しいクエストを見つける。

ワイ「おっ、これやな。『森の奥地の遺跡探索』か。ええやん」

村人B「おいおい、あのクエストはヤバいって評判やぞ。まともな冒険者はあんなん受けとらん」

ワイ「どうせお前らには無理なんやろ。ワイには楽勝や」


意気揚々とクエストを受注し、森に向かう。道中、獣に襲われるけど、ワイの煽りスキルで追い払う。

ワイ「おら!ワイの前に立ちはだかるとはいい度胸やな!」

獣たち「ぐるるる…」ビクビク

ワイ「しょぼい威嚇すんな。とっとと消えろや」


森の奥地に到着。遺跡を発見する。

ワイ「ようやく着いたか。さて、何が待ち受けとるんやろ」

???「キャー!!助けて!!」

ワイ「お、おいおい。誰や、それ」


遺跡の中から女の悲鳴が聞こえる。ワイは躊躇なく突入する。

ワイ「おらぁ!誰や、この女に手ぇ出しとんじゃ!」

モンスターA「ぐおおお!!」

ワイ「うっせえな。とっとと消えろや」

モンスターA「ぐえええ」どしーん


あっけなくモンスターが逃げる。女は怖がりながらもワイに感謝する。

女「あ、ありがとうございます…。助かりました」

ワイ「ふん。で、あんたは誰や?こんなとこで何しとるん?」

リナ「私はリナといいます。魔法の研究をしに来たのです」

ワイ「はぁ?魔法?お前、そんなアホみたいなんで命がけすんのか」

リナ「アホじゃありません!魔法は素晴らしいものなんです!」

ワイ「はいはい、そう怒るなや。んで、その研究ってのはどうなったん?」

リナ「実は、遺跡の奥にすごい魔法の巻物があるらしくて…でも、モンスターに襲われて…」

ワイ「そこまで言うなら、取りに行ったるわ。ワイについてこい」


こうして、ワイとリナの初めての冒険が始まる。遺跡の奥へと進んでいく。

リナ「すごい…こんな素晴らしい建築物が地下に眠っていたなんて…」

ワイ「うっせーな。お前の感動語りなんか聞きたないわ」

リナ「も、失礼ですね!あなたは本当に無粋な…」

ワイ「はいはい、わかった。黙ってついてこい」


奥へ進むと、巨大なモンスターが立ちはだかる。

ワイ「おいおい、げんなりすんな。デカいだけのアホやんけ」

リナ「な、なんて強気なの…。怖くないの?」

ワイ「こんなん、朝飯前や。見とれよ」

ワイはモンスターに近づき、煽りまくる。

「おら!その面さげ面!ワイが相手したる!」

「その程度のパワーで何が出来るんや!」

「ぐおおお」

「ぐわああ」

モンスターは怯み、動きが鈍る。

リナ「す、すごい…。言葉だけであんなに動揺させるなんて…」

ワイ「ほら、トドメや!魔法ぶちかませ!」

リナ「は、はい!えーい!」

リナの魔法がモンスターに直撃。見事、倒す事に成功する。

リナ「や、やった!ワイさん、ありがとうございます!」

ワイ「ふん。お前の魔法も中々やったな」

リナ「えっ…?」

ワイ「お、おい!照れんなや!ホンマ気持ち悪いわ!」

リナ「べ、別に照れてなんか…!もう、バカ!」

こうして、ワイとリナはお互いを認め合う。そして、巻物の在りかへとたどり着く。

リナ「あった!この巻物や!すごい魔力を感じる…!」

ワイ「ほーん。で、それ使って何すんのや?」

リナ「…世界を良くしたいんです。争いのない、平和な世界を作るために、魔法の力を使いたい」

ワイ「はぁ?めんどくさい事言うなや。そんなん無理に決まっとる」

リナ「そんなこと言わないで下さい!私、本気なんです!」

ワイ「…ったく、お前マジ性格悪いな」

リナ「えっ!?」

ワイ「…でも、それでええと思うわ。諦めんな」

リナ「…ワイさん…ありがとうございます!」


こうして、最初の冒険は大成功。ワイの実力も認められ、リナとの絆も深まった。帰り道、二人の会話はつきない。

リナ「ねえ、ワイさん。これからも一緒に冒険しない?」

ワイ「は?ワイは一匹狼やぞ。人と組むのは嫌いなんや」

リナ「そんなこと言わないの!私、ワイさんとなら何でもできる気がするんです!」

ワイ「うっせーな。…ま、たまにな」

リナ「えっ?」

ワイ「たまに付き合ったる言うとるんや!ぼけ!」

リナ「もう、素直じゃないんだから…でも、うれしい。ありがとう、ワイさん」

ワイ「…ったく」

こうして、伝説の最強コンビ、"ワイ&リナ"の誕生である。

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