第4話 閑話休題~モチベーション維持~


・複雑な作品のあまりにも悪いコストパフォーマンス


どうも、皆さん。創作してますか?

私は最近してません。これは創作ではないですし。


今回お話しするのは、どうやってモチベを維持していくかという話ですね。

そもそも、めちゃくちゃ凝った設定とキャラクターを作った作品を完結まで描くのは趣味にせよ懸賞に応募するにせよとてつもない体力を使います。

そして往々にしてそういう作品はPVやいいねが伸び悩むと筆を折ってしまいがちです。それはあまりにももったいない。


よく他の創作論では、「伸びない作品は捨てろ」とか「どんどん新しい作品を作って投稿しろ」とか言いますよね。でもそれって、はたして正しい創作なんだろうか?と思います。

私はむしろ、温めてから出すことをお勧めします。つまり、「こだわった作品は最後までこだわりぬけ」と言う訳です。


・自分の作ったキャラクターで一喜一憂しろ

これは、本当に大事な事です。ガンダムの富野監督なんかは有名ですね。

私は自分の作ったキャラクターの生き死にで一喜一憂します(そのプロットも自分が作ったのに)。

恐らく、異常者でしょう。でも、当然ながら自分が一喜一憂できない小説やプロットでは他人を喜ばせることができません。これと言った論拠があるわけではないですが、少なくとも自分の主観は最初の読者なんですから。


・ライトノベルという歪なリヴァイアサン

これは語弊を招きかねませんね。が、あえて言います。

ライトノベルという文化は、グロテスクです。それはラノベ特有の”焼きなおし”が主な原因です。

というか、昔から漫画でも映画でもあるんで市場の一つのルールだと思うんですが、特にラノベでは顕著です。


それは一つヒットした作品の追いかけが、そのジャンルが腐るまで現れるという事です。


ひと昔前では、俺ツエー系。最近では悪役令嬢、追放ざまぁ。


私が良く見る創作論ではこれらを推奨しています。

というのも、彼らの言い分ではそうするとPVを稼げるからだそうです。

私はこれに強く反対します。

何故なら、そういった者の中から新しい”ジャンル”は生れてこないからです。


・流行を取り入れるのと、ジャンルを取り入れるのは違う

ジャンルを使う。つまりそれは大筋のプロットをそのまま流用するということです。

確かに、流行を取り入れたり悪い点を改善するのは大切な作業です。しかし、小説の前頭葉である”プロット”を差し出してしまうのはあまりにもったいない。流行りのキャラ設定や舞台を合わせたとしても、自分なりに解釈するのが創作なのです。


・誇りを持て、パイオニア

それらを踏まえた上で、マニアックな作品を書き連ねる人々に私は改めて

賛美を送りたいです。無謀な戦いでしょうが、その中からしか新しいジャンルは生れてこないのです。私はそういう作家にこそ書籍化やランキング上位を占めてもらいたいと願っております。


だから、自分が気に入った作品は惜しみのない賛辞を上げましょう。


以上、閑話休題


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