第16話 闇バイト事件_3

「闇バイトの元凶……?」


 闇バイトはSNSで金に困っている人間や自棄になっている者に声をかけて、犯罪の片棒──それも一番リスクのある実行犯を任せ使い捨てにする金儲けだと考えていた。

 その裏にはヤクザや海外マフィア、そういう反社会的組織が糸を引いているのだろうと。

 しかし──。

 絶が今しがた奪ったスマホに表示されたものを見て。

 汪麻は、一番肝心要の部分を勘違いしていたことに気づいた。


「まさか……これが闇バイトの本当の意味……」


 そこに示されたものが事実なら、それは絶という存在ともまた別種な、陽国を揺るがす爆弾だった。


「これは……。警察当局に任せず。持ち帰って姉上に直接報告しよう」







 汪麻は弥里たちに現場を任せて、絶を伴って十王司の本家宅を訪れていた。

 汪麻と絶がたどり着いた闇バイトの真実は、あまりみだりに余人に聞かせたい話ではなかった。楓華と直接顔を会わせて話したいことだった。

 しかし紫宸殿に汪麻たちが踏み入るわけにはいかず、一応来客用の応接間はあるものの、できうる限り他家に明かさずに共有したかった。

 今は公務もなく、穹皇も宮中にいる。

 楓華が多少席を放しても問題ないとのことだった。

 ということで、十王司家本邸で待ち合うこととなった。




 昔ながらの瓦屋敷が立ち並ぶ、そこだけ過去の時代を切り取ったかのような様子の住宅街。

 その中でも特に大きな一つが、十王司家本邸だった。

 大型トレーラーも出入りできるような外門の内側、通常の人が出入りするための内門の前には、髪を白く染めた口髭を生やした老紳士が立っていた。


「これはこれは、お坊ちゃま。おかえりなさいませ」


「爺。わざわざ出迎えなどせんでいいと言うのに」


「はは、久方ぶりのお帰りですから。爺も寂しゅうて汪麻様の顔を一目早くみたかった次第」


「全く……。絶、紹介しておく。十王司付きの執事の伊藤だ」


(伊藤……?)


 絶は、この老人こそが、汪麻が度々話題にあげた家事を学んだ笹宮かと思った。

 髪こそ白く染まっているが、汪麻と並ぶぐらいの長身に、背筋に鋼鉄の芯が一本入ったかのようにピィンと張った背筋。

 執事服の上からでもわかる年齢にそぐわぬ張った大胸筋、身にまとった闘気から、絶の目でもかなりの手練れの戦士に見えた。

 絶の値踏みするような視線を意に介さない様子で、伊藤と呼ばれた老執事は、慇懃に礼をした。


「絶様。お話はうかがっております。何か御用があればこの伊藤めに、なんなりとお申し付けください」


「喉が渇いたからお茶をちょうだい」


「はい。かしこまりましたとも」


 マイペースな絶に、汪麻は思わず嘆息する。


「絶……。まぁいい。姉上はもう到着しているか?」


「はい。楓華様は当主室でお待ちになられています」


「なら後で茶を運んできてくれ」


 そう言って、頭を下げたままの伊藤の横を汪麻は通り過ぎて行った。


「あいつには話聞かれてもいいの?」


「伊藤は信用できる。例え十王司が反乱を企てても、ついてきて頼んだ委細を引き受けてくれるだろう」


「忠犬ね」


 侮蔑する意図はなく、背後の老紳士に視線をむけながらただ純粋な感想として絶は思った。


 白玉石の敷かれた庭園を横目に、本邸への道を歩く。

 無駄に大きな屋敷だと絶は思ったが、自分の生きた時代の貴族の屋敷などに比べればと思い直した。

 汪麻は寄り道せずに当主室に直行するつもりだ。

 入口のすぐ近くの階段をするすると登っていく。

 木造の屋敷をギシギシと鳴らしながら歩くが、先ほどの伊藤以外とは、誰も会わなかった。


「使用人はそんなにいないのね」


「ああ……。俺も姉上も、預かった客人もいないからな。仕事はそんなにないのだろう。使用人室で休憩しているか、休暇をとっているかもな」


「どんな人が使用人になるの」


「華族や財政会御用達の、高級な人材派遣を生業とする問屋がある。だいたいはそこから人をひっぱってきて、気に入れば雇用契約を結ぶ。伊藤などは例外で、三代前から十王司家に仕えてくれる家臣のような存在だがな」


「噂の笹宮は?」


「笹宮さんか? 笹宮さんはぞ」


「ふぅん……」


 そんなことを話しつつ、扉の両脇に活けられた花瓶が飾られた、他と異彩のある扉の前に来た。


(ここが当主室ね)


 汪麻はノックする。


「姉上。来ました」


「入って」


 中から響いた声に、汪麻がドアノブをまわして入室する。

 書斎風に両脇に本棚。

 薄型のノート式コンピュータが置かれた黒檀のデスクに座り、楓華が優雅な西洋風のティ―カップを手に出迎えた。

 金髪の汪麻と違い、楓華は黒髪だが、光の反射の仕方で時折青みがかって見える。

 高濃度の魔力に触れた者がしばしなる、魔晄という体組織の末端が変色する現象だろう。

 長身の汪麻と似て、陽国の中ではかなりの長身に、きゅっとしまったくびれとヒップをしていて姉弟ともども一般的な陽国人から掛け離れた体格だ。

 スタイルの良さもあって、造作の整った顔立ちと紅を塗った唇が艶めかしい。

 こうして並んでみると、確かに似通ったところのある姉弟だ。


「汪麻。あなた達がつかんだものを見せて」


「はい。……絶」


 あの男から奪ったスマホ含めて、大事な証拠は絶が握っている。

 スイゼルによって隔離されたサーキットウェブに情報があるのだ。

 今頃事態が飲み込めず、闇バイトの仕掛け人たちは泡を食っているだろう。


「俺は勘違いしていました。特殊詐欺や近頃騒がれる強盗事件。実際に金品の窃盗があるのだから、それらの品をなんらかの方法で洗浄して金を稼いでいると思っていました。しかし違いました。金稼ぎの大本は、騙し取った金や盗んだ金品ではなく、これだったのです」


「YAMITUBE……。会員制の裏サイトね……」


 一般にも広く浸透した動画配信サイトの名前をもじったその裏サイト。

 そこには警察でも知りえない、例え握っていても公表しないレベルの情報が緻密に掲載されていた。

 闇バイトに加担したと思われる人間の情報や簡単なプロフィールに、闇バイトに参加するに至った経緯や動機が書き連ねてある。

 そして実際に企てた計画内容、そして実行時の動画──。

 警察でも知りえないようなレベルまで、彼らの計画と犯行内容の全貌がまとめられていたのだ。


「闇バイトとは……。その本質は、強盗などの実行犯集めなどではなく……生活に困窮し藁にもすがる思いで甘言に乗った彼らが破滅する様を見世物にした……ショーだったのです」


 このYAMITUBEは会員制のサイトで、高額の会費を払い暗号化されたパスキーがなければ閲覧できないようになっている。

 一般人では伊達や酔狂で支払えない高額な会員費だが、その代わりこのサイトでは、今の時代では倫理的に非合法とされる見世物を閲覧できる。


「……金に困った人間が、短慮に悪事を働き……。それが成功するにしろ、失敗するにしろ……。高みの見物をでき、テレビでは表面しか放映されない事件の裏側……現実に起こった事件の真相を知ることができる。そういうショーだったんです。最近巷を騒がせている闇バイトの実態は」


「なるほどね……そしてこのショーを見物する顧客のメインターゲット層は……」


「大物政治家の子息や華族の人間、あるいは財政会の大物……です」


「それが、内々に私に知らせようとした理由ね」


 この真実を公表すれば、最近失墜しつつある政治への不信感、そして華族制度へ不満を抱く庶家など、現在の陽国の政治に不満を持つ民衆の怒りが爆発するだろう。

 別に汪麻たちはそれを恐れているのではない。

 むしろ逆だ。

 華族として特権を持つ者、政治を担う者。

 それは誠実な誠意をもって、己らが持つ権力を人々や国のために行使しなければいけない。

 しかしこの闇サイトを利用する顧客の中には、内閣を務める大臣の子息、汪麻も見知った華族の子息、若手で成功した事業家、そのような人物が名を連ねている。

 この情報が明るみに出れば、責任をとって辞職する大臣や当主の座を降りる華族などもでるだろう。

 それぐらいの影響力を持つ起爆剤だった。

 つまり──。

 現在の陽国の権力者連中には公表されてはまずいもので、話の持って行き方を間違えれば、どこかで証拠が握り潰される可能性もある。

 それが一番に楓華にコンタクトをとった理由だった。


「わかったわ。ただちに関係部署に働きかけて、絶が握ってくれた情報をもとにより詳細をつかみ、法に則った裁きを関係者に与えていくわ」


「あなたは本当に、一人も見逃さないつもり?」


「ええ。御宮様おみやさまを守る紫宸殿近衛長官の名に誓って。そして名門華族十王司家の当主──なにより一人の陽国民としてね」


「……。わかったわ」


 絶は楓華の目を見つめ。

 そこに偽りがないことを認めて、スマホを差し出した。


「スイゼルにはあなたの命令に従うように言っておいた。操作をしくじらないでね」


「ええ。あとで表彰状がいるかしら?」


「いらない」


 絶は簡素に応えて、身を翻した。


「ありがとう」


「……?」


 不意に、楓華がしおらしく言った感謝の意図が不思議で、絶は足をとめて半身を翻した。


「あなたが義憤のままに行ってくれた行為は、この国が誤った道に進むのを正してくれたわ。ありがとう、勇者様」


「……別にあなたたちのためじゃない。それに、私はもう勇者じゃない」


 絶が答えた時だった。


 トントントン


 扉が耳障りのいいリズム感で、ノックをされた。


「お茶をお持ちしました」


 涼やかな声が扉越しに響く。

 先ほど絶が頼んだ伊藤の声ではない。

 給仕は別の女中に頼んだようだ。


「笹宮、どうぞ入りなさい」


 当主である楓華の声で、扉が開く。


(これが笹宮……?)


 絶は彼女にしては珍しいことに、驚いた様子でその人物をまじまじと見てしまった。

 彼女の内側で、笹宮とは、あの伊藤のように慇懃としたポーカーフェイスを崩さない凛々しい紳士の人間を想像していた。

 あるいは何事にも動じないクールビューティーな女性。

 しかし入ってきたのは女性で、髪は金色、瞳は翠玉。

 10代の娘と言っても通じる可憐な容姿。

 純粋な陽国人ではないばかりか──。

 彼女は、エルフだった。


「お坊ちゃま~。お久しぶりどすなぁ。お元気にしてはりましたか? この笹宮、お坊ちゃまが市井に馴染めているか心配しとりましたんですよ~」


(……本物のエルフ?)


 髪の隙間から長い耳がでている。そもそも絶が感じる理力の流れと気配。

 それは彼女が純血のエルフであることを示している。

 しかし絶の記憶では、知り合った数人のエルフは極力感情を表に出そうとせず、人間を見下すかのような視線を隠そうともしなかった。

 こんなに愛嬌豊かに笑みを浮かべて語りかけるイメージはなかった。


「大丈夫ですよ、笹宮さん。それより紹介しておきます。故あって俺が預かっている絶です。そして絶、彼女が何度か話した笹宮さんだ」


「は~。めんこいおなごさんどすなぁ~。お坊ちゃま~。いくら可愛いからって手籠めにしては楓華様に叱られますよ~」


「私は同意の上なら全然構わないわ」


「あらあら~」


「……二人とも、俺をからかわないでください」


 いつも横柄な汪麻も、この2人には敵わない様子で渋面をつくる。

 笹宮はきゃいきゃいと騒いでにぎやかした後、頭を下げて退出しようとした。

 と、寸前で汪麻が何かを思い出したかの様子で、彼女を呼び止めた。


「そういえば……。笹宮さん、竜崎さんのことを覚えていますか?」


「竜崎さん、ですか? それは一時期坊ちゃんの家庭教師をしていた、竜崎敏郎さん?」


 笹宮は答えてから、楓華と目線を合わせてアイコンタクトをする。

 楓華も気になる様子で汪麻にたずねた。


「あの竜崎がどうかしたの?」


「今日俺たちが捕まえた強盗グループに……竜崎さんがいました」


「……。それは本当?」


「はい。あの竜崎さんがなぜあんなことに手を染めているのか……」


「──竜崎は、私の命令で破門したの」


 楓華がすらりと述べた言葉に、汪麻は顔色を変えた。


「竜崎さんを!? なぜです!?」


「竜崎は我が十王司家の蔵に忍び込んで、禁止器を持ち出そうとしたからよ」


 楓華が言うと、しょぼくれたような顔で笹宮がよいよいと着物の袖で涙ぐむような芝居臭い動作をしながら言った。


「私が悪いんです……。蔵の整理をしようとした時に竜崎さんに声をかけられて、手伝いを頼んで……、その時に禁呪の蔵の場所を教えてしまったんです。竜崎さんは魔が差して……」


「な、なぜ竜崎さんはそんなことを……。バレるに決まっているじゃないですか!」


「切羽詰まっていたのよ。竜崎には妹がいたけど、先天性の内臓疾患でね。治療には高額の医療費が必要だったの」


「それで闇バイト……? そこまで追い詰められて……」


「私も多少は破門にした後の竜崎の顛末は知っている……。十王司家からの破門でまともな職にありつけなくなった竜崎は、八方ふさがりとなって裏カジノに入りびたり……。あとはお決まりの末路。借金漬けになって、ヤクザの手先の闇魔法士になりさがったという話だわ」


「その竜崎も、ショーの登場人物のひとりね。操る側ではなく、舞台に立たされる側」


 最後に言ったのは絶だった。スマホで攫った情報だ。


「すでに二度の犯罪を成功している。腕は確かだったのでしょうね。通常の警察隊ぐらいなら、逃げ出すぐらいは訳なかったと思うわ」


「そんな、竜崎さんが……」


 汪麻は普段には傲慢にそびやかす肩を降ろして、悄然としていた。

 傲慢で生意気なところのある汪麻を、頭ごなしに𠮟りつけるのではなく、一人の人間と尊重して説得と道理を説いてくれる、汪麻の兄貴分のような男だった。


「……姉上。竜崎さんの破門を帳消しにしてください。それで弁護士を……」


「その必要はないわ」


「ですが……。そうだ、妹君は……」


「まだ健やかよ。……気になるの? 汪麻」


「俺は……竜崎さんがまだ、そんな風に落ちぶれたとは思いません」


「十王司当主としての命令よ。あの男のことは忘れなさい」


「ですがっ……! 姉上っ!」


 汪麻がヒートアップしたところだった。


「けふっ……」


 笹宮が嗤うような息を漏らし、


「馬鹿汪麻」


 絶が腰に手を当てて、汪麻を罵った。


「……? 笹宮さん? 絶?」


「楓華様~。ここまでお坊ちゃんが思い詰めてなはりますから、本当のことをお話になっしゃられてはいかがどすえ?」


「あたしが説明する。……竜崎って奴の破門は、体裁上の物。あの男は、闇バイトの裏側に潜り込んだスパイ……。その女狐の駒だったのよ」


「なっ……?」


 絶の言葉に汪麻は困惑した顔をした。

 楓華がはぁ、とため息を吐いた。


「さすが勇者ね。そこまで見通せるのね」


「残念ながら、証拠らしい証拠はないけどね。でも私は確信している」


「姉上……、今絶が言ったことは……?」


「すべて本当よ。実は以前からね、この闇バイトの真実には薄々気づいていたの。そこで竜崎が本当に籍を置いている零機関……その任務として、内側から密偵していたのが、竜崎の役目。破門もそのためのものだし、治療中の妹も現実には存在しないわ。その代役はいるけどね」


「姉上は……闇バイトの真実も気づいていたのですか」


「ええ。といっても、紫宸殿近衛長官という立場ではなく……お父様とお母さまからの情報を当主の立場で受け取ったからだけどね」


 汪麻と楓華の両親。

 本家邸にもおらず、当主を楓華に譲り、録に顔を合わせない父汪羅おうらと母柚華ゆずは

 この2人は国際魔法士の資格を取り、ICPO、通称インターポールに籍を置いており、国際級の犯罪魔法士の捕縛やテロ活動の防止、あるいは自身が密偵みたいなことをしている。

 その職務上、自分の居場所をみだりに身内にも明かすことができず、世界中のどこかを飛び回っているのだ。


「そういうことだから、竜崎のことは安心しなさい。司法取引の態をとって身柄をお父様たちが引き取って、また別の仕事についてもらうから」


「はぁ……。そういうことですか」


 今回の闇バイトの実態もそうだし、恩人だった竜崎との思わぬ形の再会で頭の一杯だった汪麻だが、全ては裏で楓華たちも手を考えていたと聞いて、緊張を解いた様子だ。


「そういうことですから、お坊ちゃま。お気を張らず、ご学友との学生生活を楽しんでくださないね~」


 そういって、笹宮は笑顔で言った。

 と、そんな笹宮に絶は近寄った。


「?」


 笹宮は小首を傾げる。

 絶も笹宮も、陽国の女子の平均身長よりわずかに高いぐらいで、ちょうど目線の高さは一緒だ。

 制服姿と着物姿の違いはあれど、共にスレンダーな体型で、胸などの大きさも同じぐらい。

 浮世離れした美しさの絶と、エルフ故の幻想的な造作という対比。


「あなたは何歳ぐらい生きているの?」


「あらら? いやですわ~。女性に年齢を訪ねるのは~。お坊ちゃんもおられなはりますしね~」


「私の事を覚えている?」


「? なんの事でしょうか?」


 絶の質問の意図がつかめない様子で、笹宮は首を傾げた。


「……そう。もういいわ」


 笹宮の反応に、面倒になったのか、絶は会話を打ち切った。

 エルフならば、勇者だったころの絶を覚えているかと思ったのだろうか。

 笹宮は汪麻が言った通り、伊藤の祖父よりも長く十王司家に仕えている。

 確か過去に聞いた話では、明治時代から十王司家に仕えているはずだった。


 頃合いがいいと思ったのか、楓華が言った。


「伊藤に車を出してもらうわ。それに送ってもらいなさい。ああ……一緒に竜崎たちを捕らえた友人たちに話すにしても、輪郭はボカしておいてね。もちろん、竜崎が内偵していたことは明かしてはダメよ」


「はぁ……わかりました」


「さ、それじゃそういうことね。しばらくは私も忙しくなるわ」







 その日の午後には、各種報道機関が、一斉に緊急ニュースを速報で伝えた。

 世間を騒がせていた裏バイト。それがとある反社会的組織によって運営されていたこと。

 そしてその顧客には大物政治家の子息や華族の人間、あるいは財政会の要人が名を連ね、この悪趣味なショーを後押ししていたこと。

 この日から連日、ワイドショーの話題はこの事件一色となった。



##########

笹宮さんは京都弁で!

って決まっていたのですがいざ書こうとしてみたら京都弁がわからない自分……

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