「さてさて俺もぼちぼち戦闘に参加しますかね──ん？あれはつい先日SSランクに上がった「パラディン」じゃん！SS級モンスターに囲まれてる！やべー、助けないと！！」

おいおいおい！嘘だろ！？モンスター大量発生如きでこんな強いモンスターが何十体何百体と出るか普通？やはりこのモンスター達の親玉はSSS級モンスター…つまり魔王の可能性が出てきたな…普通に考えて無理くね？

「でも！やるっきゃねーよなー！」

勝てなくてもいい！少しでも俺の所に気を逸らせれば「パラディン」の奴らもあのモンスターどもの群れから抜け出せるだろう！

「そこをどけぇぇぇぇぇ！うおおおおぉぉぉぉぉぉ！！切り尽くせ！！創剣！！！！！」

ズバァーーーン！！と創剣が大きく変化しSS級モンスター一体を一瞬で真っ二つにしてしまった………強すぎだろ！！

だがこれでモンスター共の気は確実に俺に向いた！

「おい！俺がモンスターの気を逸らしている内にお前ら早くそのモンスターどもの包囲網から抜けろ！」

「あ、ああ！ありがとう！君は確か「アラガント」のパーティーメンバーの…ジースくんじゃないか？どうしてここに？」

「その話は後だ！今は敵の包囲網抜け出すことに集中しろ！」

よしよし！あいつらちゃんと抜け出せたようだな！取り敢えず今はエルザ達のところよりも先にここの敵を殲滅した方が良さそうだ！

「おい、アンタら！俺と一緒にここのモンスターどもを食い止めてくれないか！？」

「それはこっちのセリフだよ！ジース君が一緒に戦ってくれるなら心強い！皆んな！行くぞ！」

「「「おお！！！！！」」」

おお！流石SSランクのリーダーだ！シオン…だっけか？アイツがいて助かるぜマジで！

っと！こっちも早く片付けないと！

「おりゃ！もういっちょ！チッ！やっぱり数が多いなっと！あぶねぇだろがー！！」

「す、凄い！1人でSS級モンスターをどんどん倒していく！そういえばジース君の戦闘を見るのはこれが初めてじゃないからわかるんだけど、ジース君あんな浮いてる見るからに伝説級の剣持ってなかったような？」

「ええ！見たことないわあんな剣浮いていてそれを操作するってだけで魔力をたくさん消費しそうなのに…一向に魔力が尽きる気配がしないのは何故？」

それは、チャームヒールを使ってるからだよ！「チャームヒール（オート）」魔力が尽きそうになれば瞬時にオートで魔力が回復する俺と創剣にとって相性がとてもいいと言える技だ

「ジース君！僕達も何か手伝えることはあるか？なんでも言ってくれ！！」

「じゃあすまねえが俺と一緒にこのバケモノどもを倒してくれねーか？正直数が多すぎる！」

「分かった！みんな！ジース君と共闘であのモンスター達を殲滅する！ジース君に続けーーー！」

「「「おおーー！」」」

よしパラディン達と一緒に共闘すれば絶対殲滅出来る！ここからが本番だ！！

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