4.おすすめバトルシーンまとめ(バトル1)

 ここからは数回に渡り、「半身転生」の戦闘描写について振り返っていきたいと思います。

 その前に、せっかくですので私的にお勧めする戦闘シーンをリスト化してみました。

 よければ読んでみてください。


 ・第8話 防衛戦~第9話 死闘、そして(第1章最終話)

 ここは初めてのまともな戦闘ですね。

主人公もまだ弱く、それでもまあまあ活躍した方じゃないでしょうか。

 ちなみにこの時のことを主人公は結構引きずります。


 ・第56話 闇夜に笑う~第61話 悪くない日々にただ感謝を

 第2章の結びの戦いですね。

 ここで主人公がどうなるのかは初めから決めてました。

 敵の戦闘能力や目的からして、こうでもしないと部隊が全滅するのは確定だったので。

 死が目前に迫った緊張感が良かったです。


 ・第206話 絶望の序歌~第218話 春の星花(烏鷺相克)

 結構飛びましたね。

 第3章 大公選編は非常に戦闘が多いのでどれもこれもおすすめなのですが、特にこれということで紹介します。

 割とマジでトップクラスにお気に入りかつ出来が良いと思ってます。

 アラタとユウ、物語初頭からの因縁がこんな形で相まみえて、準備不足とはいえアラタの全てを燃やし尽くした戦いでした。

 激烈な戦いの果てにどんな結末が待っているのか、ぜひその目で確かめてください。


 ・第277話 鋼鉄を斬る~第281話 その手に栄光を

 主人公パーティーのダンジョン挑戦ですね。

 これも中々と言う感じです。

 パーティーがまとまって戦ったのって、まともにこれくらいしかないんじゃないですかね。

 主人公パーティーの癖にバランスが悪いし大規模戦闘になったら散り散りになるので、結構レアな組み合わせな気がします。


 ・第5章 第十五次帝国戦役編

 ここはもう全部といっていいでしょう。

 特に言及するのなら、第376話 ルール無用~第396話 流石は俺の部下たちだ(レイクタウン攻囲戦)ですかね。

 あれは中盤から終盤が特におすすめです。

 やっぱりネームド同士の戦いは素晴らしいですね。

 第5章はラストもいいので、そちらもおすすめです。


 ・第698話 小手調べにしては~第701話 斯くて魂を錬磨せよ

 この辺は話の都合上短い試合や戦いが断続的に続いたんですけどね。

 700話のラストは特にお気に入りです。

 やっぱり思考の余地がなくなったときに出る動きって体にしみ込ませたものですし、そういう意味では自然かつ良い結果が得られたんじゃないかなって思います。


 ・第707話 勝って得るものが何もなくとも~736話 天に昇る(per aspera ad astra)

 ここは外せませんね。

 第8章 天晴編の中でもかなりお気に入りです。

 試合という括りの中では名実ともに最高峰の戦いだったんじゃないでしょうか。


 ・第827話 特別高等警察~第855話 帝国事変終結(アラタ・チバは愛されたい)

 説明不要……というわけにもいかないので説明します。

 私はよく一連の話のまとまりに()付けでサブサブタイトルをつけるのですが、これは良い名づけだったと自負しています。

 エクストラスキル【不溢の器カイロ・クレイ】の性能を最大限引き出しましたし、第853話 刀剣交錯も申し分ない出来でした。

 他にも第848話、849話、852話あたりがおすすめですね。


 ・第861話 希望を胸に~899話 勇ましき者たち

 一番好きなのは第881話 雲外蒼天です。

 他にも第890話 頑張れよ、第891話 頑張るよも好きです。

 あとは第898話 神の座は物語の根幹にかかわる部分ですね。

 その後の伏線にもなっています。

 続く第900話はキリの良い話数を狙いました。

 綺麗にはまってよかったです。


 ・第944話 開戦の爆炎~第972話 魔王のいない世界(最終決戦+第9章最終話)

 何て言っても最終決戦ですからね。

 戦いのレベルは魔王レン、魔王ユウとの戦いの方が上なのですが、こっちはこっちで違う面白さがあると思います。

 何よりラストですよね。

 第970話は良い話が書けたと満足しています。

 あの人を魔王の器に選んだ時点で、最期はこうなるってわかっていたでしょと。


 ・第978話 因果裂断~第981話 ただのアラタ、旅路の果て

 バトルと呼ぶにはあまりに短いですね。

 ただ、一番重要な話でした。

 人として、ただの人として死ぬために必要な作業。

 これをなくして半身転生は完結できない。

 そういう話でした。




 まとめただけで結構な文字数になってしまったので、今回はここまでにしようかと思います(笑)。

 久しぶりに前半の方の話も読んでみて、まだまだ精進が足りないなと痛感した次第です。

 ではまた。

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