43番ホール 光りの戦士
やって来ましたペブルビーチ。
全米オープンが開催されることでも知られる、カーメル湾を望むこのペブルビーチ・ゴルフ・リンクス。
ロサンゼルスオリンピックの全日程も、残すところあと3日です。今日からはさまざまな競技の準決勝や決勝が行われます。ファストペアゴルフは嬉しいことと悲しいことが起きた昨日から一夜明け、決勝の朝を迎えました。
ペアゴルフもいよいよ佳境、残っているペアは3組だけ。組まれている対戦も1試合だけとなっています。
あの二宮の双子ちゃんが負けちゃうなんてね。あわよくば日本人ペアで決勝戦をってところでアメリカに。
やっぱり世界最強級と言えど、実際に最強かは手合わせしてみなければわからない。
あの子たちも今回のオリンピックはいい経験になったと思うの。身長に対して体重は軽すぎるくらいだし、十代の筋力は不足してた。
課題も見えただろうから、次のオリンピックに期待よね。それでまだまだ22歳、次もぜったいにメダルを獲ってくれるわ。
二宮姉弟は今大会でも遺憾なく実力を発揮、堂々の準決勝進出、ロシアの失格により対戦相手を失って銅メダルが確定しました。
本人たちはスッキリしないでしょうが、胸を張って銅メダルを持ち帰ってもらいたいですね。
ぜひ次の4年後は違う色のメダルをね。
だからペアゴルフで残っているのはあのふたりだけ。あの双子ちゃんを昨夏に破ってみせた水守ちゃん大空ちゃんペアだけなの。
あの子たちは双子ちゃんとは逆で、たぶん今が最盛期。ピークよね。
精神は研ぎ澄まされていて、身体は少女から大人になる直前。
大人の女性として成熟したら弱くなるって言ってるんじゃないの。これまでのような無茶ができなくなるってだけ。もし強行しようものなら怪我の原因に、たびたび痛める箇所になるような後遺症が残る。あの子たちはそんな無理を押してずっと戦ってる。
あのペアは、そうね。
なんて言ったらいいのかしら。
?
あのペアは、どこか悲壮感のようなものを秘めて臨んでいるのかもしれないわね。
もちろん、オリンピック選手なら誰しもが多かれ少なかれ悲願のようなものを抱えて挑んでいるには違いない。
でも、あの子たちはそれ以上に、なにか生きた証のようなものを残そうと必死で時間と戦っている。なんだかそんな気がするわ。
その直感は正しいかもしれません。
私は昨年から今に至る1年間、大空に密着取材をしていました。その間の彼女からにじみ出ていたのは恨みにも近い渇望、まるで執念のようでした。
自ら白状するとは見上げた根性ね、高木クン?
お叱りは後ほどご随意に。
水守もそうであろうと思いますが、大空は運命に選ばれたゴルファーではないと今では確信しています。彼女はその真逆、ずっと運命に抗おうと闘ってきたのです。
あなたはある意味で大空ちゃんを支えていたのかもしれないわね。周りに大人のいないあの子の生活の中で、影ながら応援していた。
いいえ上野さん。フリーという名の無職が食べるためにやっただけのことです。
たとえそれが事実であっても、よ。
あなたが後ろで見守っていてくれた。それが社会で孤独なあの子にとってどれだけ支えになったか。
アタシも見逃した甲斐があったというものよ。
「さすがは二宮姉弟を倒しただけのことはありそうだね」
「いえいえつばめさん、あの方々こそが当代随一、世界最強のペアゴルファーです」
世界一の背中を遠くからみつめる高校生ふたり、か。
じつに画になるじゃないか。
「世界最強の、か。でもそれがゴールテープだ。これまで校内、地区内、県内、国内ってやってきた。ずっと勝ち進めてきた。そりゃあアジア予選はスキップさせてもらったけど、それでもひとつひとつ勝ってきた。あきらめずにここまできた。あとひとつ。ここで勝てたなら。……美月ちゃんは満足してくれる?」
「それはもう!」
「でも——」
っと?
アメリカ代表のマイケル・リチャードソンと、クリストファー・グッドイナフがニッポンペアに接触したようです。
リチャードソンはソロの世界ランク7位と世界トップクラスの成績。一方のグッドイナフは一応無名の選手とされています。
あれ、指摘したら怒られるのかなあ。覆面なんか被っちゃっていったい何をしたいんだか。言ったらダメって意思表示なんだろうが。
こう言っちゃなんだが、バレバレなんだよ。予選から本戦から、佇まいやらスイングやらをさんざん披露してきたんだ。あれで気づかない方がおかしい。
クリストファー・グッドイナフはプロレスラーのマスクを装着して本大会に臨んでいます。もちろん偽名でしょう。マスクマンは謎の選手、というのは様式美ですから。
公式発表では紫外線過敏症だと記載されていますが。
嘘だな。
ええ。詐称ですよね。
マスコミは一応配慮して、今のところ誰も言及してないわ。エージェントからも強い協力要請があったし。
ゴルフ好きはこちら側として、一般人でも気づく人は気づくわよね。SNSでも普通に正解を見るわ。
「ご歓談中のところお邪魔してもいいかな?」
「ええ、どうぞ」
(すっごいマスク! ほしいっ!)
「3ホールだ」
「はあっ!? いきなり何!?」
「ジャパンにまさか我がステイツが苦しめられるとはな。ポイントの奪い合いは混迷を極め、まさに死闘であった。昨日の準決勝はまちがいなく事実上の決勝戦だった、おそらくはイギリスやロシアよりも強い彼らこそ銅メダルにふさわしい。その戦いを制した我々は、レディたちとの対戦には時間をかけない。いいや、わずかしかかからない。だから3ホールだ。3ホールで決着をつけよう。余った時間は共に、お茶でもいかがかな?」
「挑発ですよ、乗らないでくださいつばめさん」
「日本の第1のペアはモガモゴガモ!!!!」
(それは言わぬが華、でしょう?)
「どうした?」
「いいえなんでも、こちらの話です」
「ぷは! 3ホールで決着って言ったよね。それって3ホールで負けてくれるってこと? そっちが?」
「ハッハーッ! 面白いことを言うぜゲイシャガール! 負けるのはそっちさ、カワイイお嬢さん!」
「いいことを教えてやろうジャパンチーム。ご存知の通り彼はメジャー選手なんだ」
「へぇ〜。知ってた美月ちゃん?」
「いいえ、仮面をかぶられて分かる人など」
「これだから今どきのお子様は。とにかく俺はバッティングがゴルフスイングよりも得意でな。だからマイクにはこう頼むのさ。『君がもっとも得意とする華麗なトスをあげてくれ』、とね」
「ひれ伏すんだなジャパン、彼こそがアメリカだ。メジャーを幾度も制した圧倒的パワーのシンボルだ」
(なんだかとってもアクの強い人たちなんだけど)
(この話術も計算のうちかもしれません。すでに戦いは始まっているんです)
「ヘイヘイ、なにをコソコソ始めたんだ? ダメだぜ、今日のオナーはこちらと決まってるんだ」
「だったらどうぞ、そちらから」
「言われなくとも。行こうぜマイク」
「オーケー、マスクドマン。今日は楽しもうジャパンペア」
メダルの色を賭けたこの一戦はペブルビーチ・ゴルフ・リンクスの、コネクテッド1番ホールからのスタートとなります。
どのペアにも未知のホールよね。
ひとつのホールをまたぐという、たいへんトリッキーなホールからのスタートです。あいだに挟んたホールは、ここではOBとみなされます。
「方法は3通りです。まずコースをまたいでおいて2打目でグリーンを狙うか、進むだけ進ませておいて次でまたいでオンさせるか、それとも直接狙うか」
「そりゃあとうぜん直接でしょ。相手がどう出てくるかわからないからね。あの人たちならたぶんそうする。ほら」
出たァーッ! アメリカペアのデュアルショット!
「見よ! この筋肉美からあふれ出す膂力の迸りを! ヘル・アンド・ヘヴン・No.1! タワー・オブ・テラーッ!!!」
リチャードソンが小さく上げたアプローチに、グッドイナフの強振が炸裂する!
「なにあれ!? なんなのあの変形クラブは!?」
「当然のようにご存じないのですね……。彼は、彼のパートナーがそう紹介したようにメジャー選手なのですよ。ですからバッティングが得意。ゴルフスイングではなくて、ベースボールのバッティングなんです。足元のボールを打つのでなく、腰の高さに上がった、まるでトスのようなボールを打つんです」
出ましたアメリカペアの変形サイクロン!
リフト系デュアルショットが席巻する今になってもなお、ペアゴルフで最高峰の飛距離を誇るテクニカル系の選手たち!
この一戦はもしかしたら、最初で最後のテクニカル系選手同士の決勝戦になるのかもしれないわね。
「どうしてあんなに飛ぶの? いくら筋肉モリモリの人が打ったってサイクロンはサイクロンでしょ?」
「それにはおそらくあの変形クラブに秘密が。普通のクラブなら打突時にボールと接するのは平面です。パターでもドライバーでも、必ずゴルフクラブなら平面でボールに接します。ところが彼らの変形クラブは曲面。野球のバットと同じ円筒の側面ですからね、曲面でボールに触れます。つまり凸面ですから、反発の力は面の時の数倍かもしれません」
「そっか、ミスってトップした時に似ているんだ。だからあんな野球バットみたいな形状なのか」
「木製バットでさえ野球ボールを200ヤード近く飛ばせます。それが金属バットになったら? ボールが野球ボールからゴルフボールになったら? 金属バットが特製ゴルフ用バットになったら? グッドイナフ選手のミート力を信じて通常よりも細いバットにしたなら? あの飛距離はそうして生まれたものです」
圧倒的な飛距離、当然のようにコースをまたいで?
落着したのはグリーン! しかしそこからランが出ます。わずかにこぼれるか?
「マイク、回転は?」
「当然。しっかりとかけたさ」
赤旗を掲げようとしたジャッジが引っこめます、アメリカボールはまだ生きている!
一瞬止まったかのように見えたのに、落着したばかりのボールの回転と傾斜が拮抗していたのね。しっかりと摩擦できる状態となったボールは容易に傾斜を駆けあがる……。
乗せたァーー!
しっかりと乗せてきましたアメリカペア!
涼しい顔で740ヤードをあっさりと乗せてきたわね。乗るのが至極当然とでも言わんばかりの。
「ナイスだマスクドマン」
「ああ。サンクスマイク」
1オンを果たしたアメリカペアが互いをたたえ合います。
いいわね、前腕と前腕を力強く合わせる行為。ゴツって音がここまで聞こえてきそう。
願わくば挟まれたいわ、その筋肉と筋肉のあいだに。
ええっと。
キャディと選手って、主人と使用人みたいでアタシ嫌いなのよね。時々見るでしょ、選手が怒って放り投げたクラブを拾うキャディを。
まるで主従って感じ。実際も雇用主と労働者の関係であることの方が多い。
だから対等なペアが好きなの。いつだってふたりが対等なペアゴルフがアタシは大好きなのよ。
まったく同感です。
それを考えたことはついぞありませんでしたが、言われて納得、私も同意見です。
さあ日本の打順。彼女たちもここは乗せねば落とします。
「さすがに楽には勝たせてくれないか」
「もちろんです、彼らこそが世界の頂。これで慎重な出だしを選ぶことができなくなりました。わたくしたちは無理をしましょう」
「その作戦、イエスだね。オナーでなくてよかった。もし先に刻んでいたらいきなり1ポイント持ってかれるところだった」
水守と大空が必死になってやっと出せる740ヤードをあっさり出してきましたアメリカペア。しかも物足りないといった表情です。
このあたりの規格外の飛距離はこれからの試合展開にどういった影響をもたらすのか。
一昨日とはうって変わって逆の立場よね。ブラジル戦よ、日本に距離のアドバンテージがあって。その結果どうなった?
それは……。
2日明けて今日はビハインド。試合展開がどうなるかなんて、苦しくなるに決まってる。
でも負けないで。
すぐに暗くなりがちな日本のために。となりに立つ信頼する人のために。そして、あなたたちが求めるもののために。
さあ水守と大空が打ちます。ご存知ティマーカーを利用したデュアルショットですが!?
どうやらその前にサイクロンを挟むようね。それでさらに距離を稼ぐ狙いよ。
水守が珍しくウエッジでフルスイング!
高速回転のボールが柔らかく上がった!
さあ、大空からドライバーを受け取って!?
「第4の奥義・改二! バイアフリンジェンス・オブ・イーグル!!!」
「ウィズ・サイクロン!」
これも目が醒めるような強烈な一打! 林越えの高さはじゅうぶん、グリーン方向だ!
っと?
騒がしいですね。ジャッジが打ち終わった水守と大空の元に歩みよります。
嫌な予感がしますが。
ボールは見事にオンを果たしましたが、ティグラウンド上でなにやらトラブルです。
いや、これはかなりまずいぞ。
ああ〜。やはりトラブル、どうやら先ほどのショットで日本代表にペナルティがあったようです。これは非常に痛い。
ジャッジのあの立てた3本指は、3秒ルール逸脱を示しています。
「ちぇー。そんなに長かったかなあ」
「スイングの時間を入れる日本ルールで考えても3秒ちょっとくらいに感じましたが。ジャッジがそう判定したのなら仕方ありませんね。従うよりありません」
あの辺りの判断はコースを一緒に回るジャッジに委ねられているわ。ボールが動き始めて3秒であればボール内蔵のセンサーの数値を確認すれば事足りる。
でもいま使っているボールにはセンサーがない。ストップウォッチもなく、『ジャッジが脳内でカウントした3秒』が現行のルールなの。映像によるチャレンジ制度もないし。
まさかオリンピックにセンサー入りの公式球の製造が間に合わないだなんてね。先行量産でもなんでも100個くらい用意したら足りそうなものなのに。
そこはどうでしょう、信頼性のテストなどありましょうから。もしかして直前で試験をフェイルしたのかもしれません。
もし間に合ったらボール探しや距離の算出にすっごく役立ってたはずなのに。技術的には余裕、だったら製造にミスか。
ボールのままだとこけんに関わるってゆうのなら、チップを提供してあげたわよ。
そこはやっぱり自国で生産したかったんだろうさ。アメフト用のチップを元に開発を始めたそうだが、あまりの衝撃に誤作動が頻出したんじゃないだろうか。
一瞬に加わる仕事量がアメフトのそれと比較して段違いですからね。
さあ大変な事態に陥りました。ニッポンペアにとっては痛恨の3秒ルール超過、1打罰が課されて打ち直しとなります。
早くボールを開発してほしいものね。ペアゴルフ競技者が離れないうちに。
あああ、これは。
水守はこのホールをギブアップするようです。その手ぶり。ジャッジへなにごとか伝えています。
ジャッジめ、決勝戦ですることか?
自分の遂行したカウントに従った結果だとしても、これはお粗末だ。せめて手元でストップウォッチと併用するなどしていてくれればこんなことには。
マッチプレイの中でも特にファストゴルフでは、ペナルティが課せられると即座にギブアップするケースが散見されます。
日本代表には苦渋の選択でしょう。
暗黙の了解じゃないけれど、次の打ち直しでホールインワンする可能性がほぼゼロだからよ。これが最終ホールだったら挑戦するのもいいわ。でもまだスタートホールなの、体力や集中力だって無限じゃない。それよりは気持ちを切り替えて次のホールに賭けた方が何倍もいい。
あのふたりはいい判断をしたわね。
どんなに抗議しても覆りませんからね。
さあ、早くも苦しくなった日本代表、最初のホールを落とします。
せっかく無理をして乗せたってのに。口惜しいわぁ。
「ちょっと高すぎたか。もっと低く抑えるよりほかないね」
「まだ1ポイント、気を取り直していきましょう」
「だね」
「君たちもまだハリケーンを使うのか」
「? サイクロンだよ」
「む? ハリケーン、だろう? しかし横回転でもないのにハリケーンなどと」
「だよね、そこにはとっても疑問に感じてる。気が合うじゃないおじさん」
(つばめさん! そこはせめてグッドイナフさんと!)
「ハッハーッ! その意気だ。勝負はまだまだこれからさ」
「ぅおっとーい!?」
グッドイナフに背中をたたかれた大空がよろめきます。なにやら励まされた様子。
トリッキーなホールは以降も続きます。CMのあとは2番ホ——?
おっと?
アメリカ代表のリチャードソン、ルーティーンもなしにもう打つようです。すぐ隣のスキップしたホールがコネクテッド2番ホールのティグラウンドでした。グリーン方向まで向かう手間がはぶけ、すぐに打てる状態ではありますが?
まだ前を回る組がいるわよ?
そうなんですよね。ファストソロゴルフ女子の決勝戦が前の組として行われており、選手がコース上にいます。
いくらなんでも早すぎます。なにより危ないですよ。
っと!?
ティグラウンドで後ろを向いて構えましたが?
新たなデュアルショットでしょうか。なかなか後ろ向きはお目にかかりません。どのようなショットが飛び出すのでしょう。
「誇り高き我がアメリカが、あんなつまらないサポートの恩恵を受けて勝つなどあってはならない。これは大会に対する抗議であり、素晴らしい1オンを見せてくれた君たちに対する敬意でもある。だから受け取ってほしい」
なにごとか水守に語りかけ、ウインクを。
あれが今からボールを打とうかという選手でしょうか。あまりにリラックスが過ぎるような。
振りかぶって、打ちました。
ペアのグッドイナフは微笑みをたたえ、クラブすら持たずにただ盟友へ拍手を贈ります?
これは!?
ああ、なんてこと!
アメリカ代表がギブアップだそうです。ギャラリーからは盛大な拍手が。海に向かってボールを打ちこんでそのまま、ギブアップを宣言しました?
なんと!
これは実にすばらしい、彼ら流の抗議なんだよ、ひとつ前のホールの裁定に納得していないぞとの。それをサラリとやってのける、しかもオリンピックの決勝でだ。
いやはや、さすがは世界の、っとと。
さすがは超一流、ですよね。あんなことができちゃう。
彼らの地元での人気ぶりがわかったような気がするわ。
「もしかして、お礼を言った方がいいのかな?」
「それには及ばないさ」
「いい試合で返してくれ。それが一番いい」
「うん、わかった」
これで両ペアともに1ポイントを獲得しました。勝負は振り出しとなり、コネクテッド3番ホールへと進みます。
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