第2話 猫とハンバーガー

お題 ①パソコン ②ポテト ③猫


「あーあ。だるー」

あたしは机に突っ伏した。課題が終わらない……。何でレポートなんてやらなきゃならないわけ?

そんな小学生の文句みたいなことを考えながら、なんとかパソコンの前にしがみ付いていること、2時間。そろそろ限界。

お昼ご飯を買いにでも行こうかなあ。そう思って立ち上がった。

「うわっ!」

びっくりした!

「ナルかあ。危ないじゃん」

いつの間にか、あたしのすぐ後ろに飼い猫のナルが来ていたらしい。あたしがレポートと格闘してる間に、お前さんは呑気に昼寝かい。

ナルが、あたしの方も見ることもなく、にゃあうと鳴いた。


財布と携帯と鍵、最低限の装備で家を出る。何食べようかな。とりあえず、近くのショッピングモールに行こうかな。

見慣れた道を歩いていると、民家の塀の上に野良猫を見付けた。この子ものんびりお昼寝タイムらしい。猫は自由で良いなあ。

店に着いた。入ってすぐ、何だか良い匂いがした。

「ハンバーガー、たまには良いか」

チェーン店のハンバーガーショップだった。あたしは、チーズバーガーとフライドポテト、コーラを頼んだ。

少し待つと、温かいハンバーガーとポテトが運ばれてきた。コーラをひと口飲むと、すごく冷たくて美味しい! このシュワシュワ感がたまらん! 五臓六腑に染み渡る、ってやつだね。

ハンバーガーやポテトも久々だったから、とても美味しかった。


「よーし。帰ったら、もうひと頑張りしよ」

あたしはお店を出て、帰途に就いた。

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