第7話 盗賊討伐【1】

 全員朝風呂でさっぱりして出かけた。


 武器屋は私が知らない店だった。

 セレンの短槍たんそうと革鎧、たしかに良い物を買ったが、短槍が金貨35枚革鎧が金貨5枚たったこれだけで、金貨40枚無くなった。

 驚いて居るのは私だけで、ジェフもセレンも当たり前の様にしている、別に暴利むしられた訳ではなさそうだが、物価が不明だ。


 硬質革鎧は高くても金貨1枚、普通の革鎧は銀貨2~3枚だろ?短槍なんて銀貨8枚から、高くても金貨1枚に銀貨5枚が相場のはず、刃の部分が魔鉄を使った物だがそれでも金貨10枚はせんはず・・・武器に防具無茶高けぇ!!


 鎧の寸法合わせが終わり、武器に防具を装着したセレンとギルドに向かった。

「良い物を買ってもらって、大急ぎギルドで薬草買って、回復薬と傷薬調合するね!」

「傷薬も回復薬もまだ在庫有るから、急ぐ事は無いぞ」

 傷薬や回復薬は高価だから、使用は計画的にってケチ臭くしてたけど・・・戦う輸送隊の時の話か。

 傷薬とかも高そうだ、武器防具と同じで値段聞くのが恐いぞ。


「ウノフ?何か変か?」

「・・・傷薬や回復薬の購入ジェフに任せっきりで、値段よく知らんと思って」

「あぁ、そうだったな、傷薬が銀貨1枚で回復薬小は銀貨5枚だ、回復薬中が金貨1枚で回復薬大は金貨5枚だな」

「私回復薬特も調合出来るよ」

「回復薬特は金貨20枚だぞ」


 回復薬特は知らんが、薬の値段はだいたい一緒だ共通の物価も有るのだな・・・余計混乱する。





 ギルドに着いた。


「ギルドっていつもこんな感じだったか?」

「聞いて来る!」

 ジェフが集まってる冒険者に事情を聞いてる。


「盗賊の森の盗賊に動きが有ったそうだ、討伐隊を組んでるらしい、俺達も参加するよう依頼されたが、どうする?」

 盗賊の森が分からんが、戦う輸送隊とすれば盗賊討伐はやるべきだ・・・違うか、今の私はシルバーランクの冒険者だった。

「今後の活動のためにも盗賊は壊滅させる!セレンは家で待っててくれ!」

「私も討伐に参加するわ!対人戦闘は、活躍しだいでゴールドランクに昇級出来るそうよ」

「そう、なのか?人相手は魔物討伐より楽だが、評価されるのか・・・では美味しい依頼だな」

「そんな呑気な事言うのはウノフくらいのもんだぞ」



 ギルドマスターが大声で指示を出してる。

「明日早朝、門前に集合!討伐に向かう!!」

「ギルドマスター、私達ウノフパーティーはこれから、盗賊調査に向かいたい!許可してくれ」

「ウノフ?助かるが、無理はするな!」



「勢いで言ったが、ジェフにセレン、迷惑だったか?」

 サンタナの門を出て、着いて来てる二人に聞いた。

「ウノフならやりそうな事、旨く行くと思って言ったのだろう?勘が働いたんだろ」


 と、意気込んで進んで居るが、盗賊の森を私は知らん。

「セレン、ギルド職員の時盗賊の森って情報聞いてる?」

「防護の緩い村や商隊が被害に有ったって聞いてる、最近人数が増えたそうよ」


 セレンと話ながら、ジェフが先頭になるようにした。

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