宇宙デカトシヒコ!! ゲルマクー編 18 春葉原最終日

春葉原二日目


とりあえずトシヒコは、遠距離用の武器の候補を考えていた。

格闘主体のトシヒコにとっては、これを考えるのはなかなか苦手分野であった。


アイディアを得るために、フィギュアショップに来ていた。


パワードスーツ類の、武器はだめだ、高すぎる。


そこで気分転換にモデラーが作った、ガンプラを見ていた。


やはりUC120以降の小型スマートなモビルースーツは美しい

特にV1とF91は美しいな。

ふとF91ヴェスバーに目がいった。


発想はいいけど、やっぱりバックパックが、

格闘戦では邪魔そうだし、棍を振り回した時に当たりそう。


そして黄金に輝く眩しいMSが目に入った。


「V2アサ〇トバスターガンダム!!」


武器全部載せモビルスーツで、ありながら、ミノフスキードライブによる、絶対的な推進力で、追加スラスター、追加プロペラントも必要なく、運動性の低下もほぼないという夢のMS。


しかし、V2アサ〇トバスターにも参考になる武器は....うん?


V2アサ〇トバスターの腰に目をやる。


そう、見逃している人が割と多いようなイメージがあるが、V2アサ〇トバスターにはヴェスバーがついている。

しかもこのとりつけ方、少し解放バレルの長さを短くすれば、格闘術を邪魔しないかもしれない。



次の日俺は、昨日のジャンク屋に行き、腰にマウントできるヴェスバーはないか?

と聞いてみる。


すると、奥の倉庫から、箱でごろごろ出てくる。

在庫には困っていないようだ。

モニターで、威力を確認してみると、ハンドガンの威力よりは上の様だ。

しかも安い、予備で何個も買っておいた。


これでトシヒコの装備は大分強化された。

全てのプレートの防御力は、ナノスキンスーツの防御力も超えている

右腕のプレートは小さい籠手のようになっていて、短い棒が収納されている。


左腕の方も同じ構造で、短い棒(鍔付き)を収納されている。


肩アーマーなし。ランニングを腹の上まで切ったような形の軽量のボディプレート、心臓の方には一応出っ張っている。

ひざ下には、ちゃんど本当にガードできるレッグガード。

中には、延長用の棒が収納している。

背中には装甲が強化された、棍用のバッグラック。


そして今回の目玉、腰に、膝よりちょっと上までの長さがある、解放バレル式ヴェスバーが取り付けられていた。


「うん、格闘の邪魔にならない、うまくいけば防御にもなる。まぁ銃身で攻撃は受けたくはないけど。」


これで買い物タイムは終了!


ここからは、お土産タイム!!


「このグッドスマ〇ルカンパニーの陸戦フレームがいいいい!!!かっこかわいいいい!!!」(チエちゃん)

「チエちゃん、それ、地球で売ってるよ、あと、ひょっとしたら、地球に売ってたものかもしれないよ」


トシヒコは、なんとなく密輸したものだろうと、アタリを付けていた。

シゲさんは、電気街の方で、何かの回路とか、基盤とか、を選んでいた、渋い。

ああいう大人になりたい。俺も遊びで、電子工作でもしてみようかしら。

と、いいつつ、サーボーモーターで動くヒューマノイド型の玩具を買っていた。

電子工作も学べるし、ソフト側も学べるし、ホビーとしてはいいかもしれない。


そして、それぞれ帰る準備をして、宇宙空港をパスしてから、

V2の中に運び込まれた荷物を確認する。そして、格納庫内で作業が終わってから


「パァァァァァン!」


チエちゃんはびっくりした。


「なにごとろにーさん!?」(チエちゃん)


「ほら、いろいろとなって遅くなってたから、6年生進級祝いと、12歳の誕生日プレゼント忘れていただろう。誕生日会は、帰ってからやるから先に誕生日プレゼントを贈ろうと思ってな。」


「あ、ありがとう。」


チエちゃんは涙ぐんでいた。


「さて、それでは、私から、こちらになります劇場版のホシノ〇リのナデシコB,Cの制服です」(パル)


「ビリィィッ」(チエ)


チエやんは一瞬で破りさった


「のぉぉぉぉぉぉ!!」(パル)

と言いつつ、予備はたくさん買ってあった。


シゲさんはブラークローズと思わせる抽象化されたオブジェの髪留めを送っていた。

チエちゃんは、まじめに、嬉しそうで、すぐにその場でつけていた。


そして、俺ことトシヒコの番である。

今回は本気で考えた。


チエちゃんは、ナノスキンスーツを着ているとはいえ、私服でコックピットに乗っている。

しかも最近では、ブラックローズに乗っている分、体への負担も大きいし実は、パルは、かなり性能を絞っている。

なので本物の耐Gスーツ、本物のパイロットスーツを用意することにしたのだ。


気に入りものがあるかわからないので、100種類ほど買った。


プラグス〇ツ、ト〇プをねらえのスーツ、コ〇ドギアスのスーツ、輪廻のラグラ〇ジェ、キャプテンア〇スの女性用、Gガンのレインよアレンビィのパイロットスーツ、そしてオーソドックスな、宇宙世紀、アナザーガンダム、リギルドセンチュリーと、

ターンエーのパイロットスーツを用意した。


しかし、これらのスーツは本物で、性能は本物である。なぜなら一部のものの防御力がナノスキンスーツの上を行く装備もあるのだ(レインとアレンビィのスーツとか)。


ぜひ、着てほしい。


トシヒコが手をパンパンと叩き、スタッフたちが、

百種類ほどのパイロットスーツをハンガーラックで運び込んできて我々を囲む。


「うわぁぁぁすごい!!」


チエちゃんは最初、まるでお姫様になった気分と言っていたが際どいデザインのスーツを発見した際に、こちらを睨んできた。


しかし、ちゃんと事前にパイロットスーツの大事さを説いていたので大きな問題にはならなかった。


それよりもこんなに用意してもらったことが嬉しいらしく、目を輝かせていた。


エッチな衣装を発見した際は、見なかったことにして、すぐに次の衣装を見ていた。


うーん、どれが似合うかなぁ。プルツーとかのを無邪気に選んで、無意識に周りにエッチを振りまいてほしい、いやどこの馬の骨ともわからん奴に、プルツーのパイロットスーツをきた、チエちゃんは見せられん!!


などと考えている間に。


「私これにするーー!!、シンプルでかわいいし、ごてごてしてない、サイズも直さずに着れるんだって、なんだかんだいったけど着てみると気合が入るわね!!!ありがとうろにーーーーさん!!」


家一軒分借金しても悔いは残らなかった、その言葉を聞けるなら


「しかし、ニュータイプを超えた、スペシャル、ウッソ〇ヴィンのパイロットスーツか...。」


それを、選んでしまったか。ミノドラ乗りの運命なのか。

ただ俺も普通にデザイン的に宇宙世紀のパイロットスーツ中で一番好きだ。


「ただちょっと縁起が悪いんだよな....ははは。。」


気になる方ら原作参照、「機動戦士Vガ〇ダム」。


「とりあえずチエちゃんが嬉しそうでよかった。」


トシヒコとパルは、競い合うように、ビデオとカメラを撮っていた。


トシヒコのアドバンテージは、50年間鍛えたフィジカルと格闘技術による

敵の死角から、カメラを高い次元で連射する技術。


パルのアドバンテージは、ビデオ、各種ドローンを飛ばしいろんな方向から撮影すること、お互いの実力は、拮抗していた、この二人の戦いは、まだまだ続くだろう......。


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