宇宙デカトシヒコ!! ゲルマクー編 16 できるだけ日常回でいこう! 4 キャンプ夜(ナデ〇コオタクの星編)

キャンプ初日は、まだ終わってなかった。


今のところキャンプのクエスト達成率は、20%であった。

(簡単に組み立てられるとうたっているテントをはっただけ)


火おこしは、規定違反だから、クエスト失敗扱いだ。


とりあえず晩御飯にすることにした。

昼間のサービスエリアで買っておいた、パンや、冷凍の唐揚げを、火であぶって解凍して食べていた。

暗い空気が、漂っていたが、カエルの鳴き声が、我々を癒してくれる。


そしてしばらくした後、テーブルを囲んでコーヒーを飲む二人と一機がいた。

一機は無駄に画面のアイコンでコーヒーを飲んでいた。

テントの中では、チエちゃんが寝袋で寝ている。


[議題!寝袋の位置をどうするか!!?]


互いにけん制し合う。


「私はすでに、チエちゃんの枕元に席が用意されていますんで、この会議から離脱させていただきます。」(パル)


そこで、トシヒコは飛んで移動しようとする端末をガシッとつかむ。


「お前は俺の枕元だ!これは条約で決まっている!」(トシヒコ)


そんな条約はない。


「お、おれはトシヒコの隣でいいかなぁ」(シゲさん)

「えっ!!?」(トシヒコ)


なんとも言えないピンク色の空気が周囲に漂う。


「そ、それだと、チエちゃんが端っこになってしまいます。それではセキュリティ的にまずいんじゃないですか?」(トシヒコ)


「そ、そうだな、俺としたことが、短絡的だったな、やはり、チエちゃんを中心にして、大人が囲む形がいいだろう」(シゲさん)


「それでは、私は予定どおり、チエちゃんの枕元に..」(パル)

「まて、そうはさせん、お前は俺の....な、なんだと....。」(トシヒコ)


「ふふふ、どうですか、感度3000倍の感覚は?あなたには、ここで離脱していただきます」(パル)

「お前、そんなことが!?」(トシヒコ)


「私に操れない機器などないのですよ。さぁいつまでもちますかねぇ、ふふふ...。」(パル)

「く、こいつ、うぅぅ、ちくちくすゆ~、地面の草がちくちくすゆ~!!!」(トシヒコ)


「ふふふ、もうお終いですか?」(パル)



ドサッ!!!!



2人分の、寝袋が、テントから投げ出された。



そろっとテント内に入った、パルの端末が、ガシッとつかまれて投げ出されてきた。



俺たちは椅子に座り、星を眺めながら、朝まで、刻の涙を流したのだった。





人物紹介

低コスト宇宙デカ計画一期生


トシヒコ:我らが主人公。ロ〇コン


紺色:

射撃戦特化の戦士。ミドリ先生にこっぴどく振られて2年間医療カプセルに入っていた。

今では寛解し、過去のトラウマを乗り越え前向きに頑張っている。


黄土色:

小太刀二刀流の戦士(ただの短い棒だけど)。すぐに勃起する。

昔、ナイフ投げをやっていたようで、やたら、短い棒を投げるが、棒だから刺さらない。

学習しないため、棒を投げまくり、今では、体中に短い棒を仕込んでいる。

いいからお前は棒を投げるな。


茶色:

王道の剣(棒)使いの戦士。地球のfateシリーズを気に入り、剣の型はセイバーの

真似をしている。必殺技は、エクスカリバー。日々ナノスキンを利用して

棒を透明化できないか試行錯誤している。




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