宇宙デカトシヒコ!! ゲルマクー編 14 できるだけ日常回でいこう! 2 ドライブ(ナデ〇コオタクの星編)
ナデ〇コオタクの星についた。
ナデ〇コオタクの星とは、以前秋葉原を襲撃した、ナデ〇コオタクの組織の母性である。
宇宙デカ地球駐在署の戦力は低下していた。
今回の目的は、その戦力の補強で、文明レベル6であると思われる星に装備を買いに来たのだ。
宇宙空港
「何しに来た?」
「サイトーシーイング」(トシヒコ)
「サイトーシーイング!!」(チエちゃん)
「さ、サイトーシーイング」(シゲさん)
宇宙パスポートを見せながら、完全に観光モードの二人とちょっとひいてる、おじさん一人が宇宙空港をパスしていた。
V2の格納庫から、ジヌニーを降ろし、街に飛び出した。
チエちゃんと俺は、一緒にレナさんが所属していた
アイドルグループprediiiaの「禁断の仮面舞踏会」という歌を合唱していた。
「ちょっとうかれすぎじゃ....ねぇかな..?さいきんの若い子たちはこれが普通なの?はじめてくる星だよ...?」
シゲさんは、少しひいていた。
まともな大人が一人いて良かったと思う。
「とりあえず、ジャンク街、武器屋街、本屋街、模型店、電気街が一か所に集まった春葉原という、この星で一番の巨大都市があるらしい。そこへ行ってみよう」(シゲさん)
「アニメのコスプレ衣装もあるといいですね」(パル)
「パルゥゥゥ!」(チエちゃん)
チエちゃんは、パルの端末をギリギリする。
だんだんタガが外れてきたAIがそこにいた。
しかし、おれもそう思ったから、やはりこいつは同志だ。
「まぁまだずいぶん距離がある、ゆっくりドライブでも楽しみながらゆっくりいこう」(トシヒコ)
そっと自動運転に切り替える。
シゲさんは、「ゆっくりドライブでも楽しみながら」の部分を、はじめて来た星だから、警戒して慎重に行こう、の暗喩だと信じていた、信じることにした。
チエちゃんは、しっかり、サービスエリアっぽいところで、ホットドック、フランクフルト、ブタ串、ソフトクリーム、唐揚げ棒の5刀流を披露していた。
もうここまで極めたか、もう俺に教えられることはない。
ここからさらに無限に飛翔していくことだろう。
「はやくぽっちゃりにならないかな」(トシヒコ)
「はやくぽっちゃりにならないかな」(パル)
ひとりの男と、AIは、その姿を想像して、トリップしているのだった。
た、たどりつけるのか、春葉原.....
とシゲさんは、ひとり頭を抱えていた。
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