宇宙デカトシヒコ!!  がんばれ友達童貞トシヒコ!!

かわいいカスハラ、チエちゃん-------------------


その日、シゲさんは追い込まれていた。


「おじ様、エステバ〇ス飛べるようにして~」


上目遣いで懇願される幼女の願いと、大人の尊厳の中で揺れるシゲさん。


「それにぃ、宇宙デカは私にある程度融通を効かさなければならないわよねぇ」


この目の前の小悪魔に、シゲさんは折れてしまった。


「OK、OK、わかったよ嬢ちゃん、本来はエステバ〇スは、作戦に応じて機体を換装することで、その性能を変える、陸戦フレームがあるのと空戦フレームがあるのだから陸戦フレームを飛べるようにするのは無駄がおおいんだよなぁ。しかも、うちの、予算と、工場の設備でできるかどうか」


ふと、工場を見回したところ、布をかぶせされている、装備の布をまくってみる。


「ミノフスキードライブイージーの登場でお役御免になったリパルサーリフトと、ジェット推進か、これならポン付けでも飛べるかもしんねいなぁ、後は胸部装甲を分厚くしてやりたいが、あの装備で、何とかなるか、気密性もおなじだな。」


「さすがに、宇宙仕様は、パーツが足りねい、古い知り合いに譲ってもらうか、また運よく、拾うかだな....ところで気にしてないようだが武装はどうするんだ?いまのところ、陸戦フレームのワイヤードフィスト、と大腿部に装備したナイフしかねねぇ」


「でもあれか、そういえば、この機体は、ディストーションフィールドと奥の手があったな。まぁ、それでなんとかなるか」


とう言いつつ、ナデシコ劇場版の、レールガン探しと、0G専用フレームの再現に必要なパーツを探す旅に出る、ろじーさんだった。


友達増やそう計画(まだ続いていた)-------------------


このままでは、ハーレムができてしまう。それは僕みたいなゴミに許されることではない。

ちょっと外を歩けば、僕の顔を見るだけでくすくす笑われてしまうに違いない。


ということで今回は、ジムに来ました。

ジムに来れば、友達ができるという浅はかな考えだった


他でも、ジムには意外な効果がある、ナノススキンスーツで、常に肉体に30Gの負荷が課され常人の1.2倍程度の能力しかない。しかしこの状態で鍛えることは、30G鍛えることでもありしっかりトレーニング効果があるのだ。しかし、駐在員は常に仕事中なので、あまりスタミナを消費するわけにはいかないである。


「たのもー!」


と、ジムの扉を開いた。すでに事前にジムの見学して、入会金と月謝は払っていた。

これでも後戻りはできないのだ。

できるだけ、大人しそうな人が多めで、女性が少ないジムを厳選したのである。


「あら~元気そうな人が入ってきたわね~」


トシヒコは、目を点に事前の調査ではこんな人は居なかったはず、肌はこんがり焼けものすごいマッチョ、赤の短髪で、口紅を付けた、お姉口調の、男性もしくは女性が目の前にいた。


会長が出てきて


「あ~そいつはこの前入った、ダブルロッド、新しいトレーナーだ、教え方がうまいぞ!ちょっと会員がへったけどな...」


会長は、後半少し暗くなった。


「あら、トシヒコちゃんていうの?まずは簡単な動的ストレッチはから始めましょうか、あら、普段から体を動かしているみたいね、これは期待できるわ」


ダブルロットは、トレーナーとしての腕がいい、そして観察力はある故に、対象者がどの程度の実力があるか、だいたいわかる。


「それじゃぁ、トシヒコちゃんは、まずはベンチプレス100kgから行きましょうか」

「ぶふっ!!」


コーヒーを飲んでいた会長が、噴き出した


「おいおい、ロッドいくらなんでも、それは....」


ロッドはバーベルの準備をして補助の準備をした


「それじゃ、やってみるか」


さすがに、30Gかかった状態での、100kgのベンチプレスは辛い


「はい、10回、あと2セット行けるわね」


今日は、その後、BIG3を鍛えたあと、エアロバイクで軽く流しシャワーを終えて、帰路に着こうとしたところお尻を誰かに触られた。


「あらー、トシヒコちゃんこのまま帰っちゃうの?空いてるなら一緒にいいところいかない?」


これは、友達増やそう計画に該当する行動であるか、少し悩んだ。しかし、引いてばかりでは前に進めない。


「空いてますよ、どんないいところに連れて行ってくれるんですか」


そして、ロッドさんは完全に獲物を捕らえた目になった。


「いやぁ、仲間が増えてうれしいよ」


連れてこられたのは、プロテインバー「筋肉は裏切らない」というバーだった基本、プロテインがメインメニューであるが、低糖質の肉料理と、プロテインバーが、サイドメニューである。以外にもプロテインと合わせた、カルアミルクなどプロテインに合いやすい、お酒も置いてあった。


「まずは、一敗おごらせて頂戴」


プロテインカルアミルクが目の前に、置かれて、そして、俺は一気に飲みほした


「「ふぅぅぅ!!いい飲みっぷりだ、次は俺のおごりだ!!」」


どんどん、おごられ、目がぐるぐる、回ってきた。

そこへ、水を持ってきた、ロールさんがやってきた


「よかった。明るい顔になって、ジムに入ってきたときは、表情が暗くて、このまま、どうにかなってしまうかと思ったわ、このジムに入った以上あなたは、一人じゃない、仲間よ、いつでも頼ってね」


そういうと、端末で、連絡交換をさりげなくしてくれる、ロッドさん。

俺、そんな顔してたのかと驚きつつ、仲間が大事であるちうことを再確認した。

例えそれが、仕事以外の、ジムでも、趣味の集まりでも、snsでもいいのだ。


涙を流しつつ、俺は、プロテインバー「筋肉は裏切らない」を後にして事務所に帰るのだった。


友達増やそう計画(まだ続いていた2)-------------------


次は銭湯にやってきた。

さすがに、平日なので空いていた、貸し切りかなぁと思っていたところ先に入っている人がいるようだ。


とりあえず、裸になり、風呂場に入った。


そこには、股間が謎の光で隠された、イケメンがいた。

筋肉質ではあるが、膨らませていない、戦うためだけの身体。

その美しさにから、目が離せなかった。


「おっと、お兄さん、そんなところで、ぼーっと立っていると風邪ひいちまうぜ、おれが、背中を流してやろう」


そして、おれは顔を赤くしながらなされるがままに、していた。


「さてそれじゃ、風呂に入るか、風呂は最高の娯楽だ、悩みなんてすぐに吹っ飛ぶ」

「はぁ、」


俺が風呂に入った瞬間、ガイさんは一瞬「それを着たまま風呂に入るのは、マナー違反だが、まあ仕方ねえか」と小さく呟いていた


「は、は、は、そんな構えるなよ、俺はガイ、風来坊だ、100年前に地球に来た、ちなみに年齢は秘密な」

「えっ!?」

「まぁ、気ままに宇宙中を巡っていたのさ、だからたいていの悩みなら、聞いてやれるぜ」

「百年前から!?まぁでも在日宇宙人はもっと前からいるから不自然ではないか。悩みはあります。実は、最近僕の周りがハーレム化しつつあるんです、僕の童貞センサーに限界が来ているんです。だから男友達を探しているんです」

「なるほどな、確かに戦士としては、守るものが多すぎると、戦えなくなる時がある、たそれを失ったとき、動けなくなってしまうこともある。いいんじゃないか男友達探し」

「しかし、昔から友達がいなくて、今困っているところでして。」

「そうか、じゃあ、俺が友達になってやるよ」

「え、いいんですか!!?」

「まぁ風来坊だから、いきなりいなくこともあるかもしれないがな」

「ありがとうございます」

「それじゃ、お祝いに、ラムネおごってやるよ」

「ら、ラムネですか?」

「ラムネはいいぞ、うまいだろ」

「そうだ、ガイさん連絡先を教えてください」

「そんなものはない」

「あのお仕事は?」

「ない」

「お住まいは?」

「ない」


僕は絶句してしまった。


「だから、今夜からしばらく泊めてくんない?」


新しい住人、ガイさん-------------------




ガイさんは、事務署に入った瞬間に「SSP」と書かれた看板を見て、少し寂しそうな顔をした。

とりあえず、エリに説明して、駐在署の一室をガイさんの部屋にした。

ガイさんは、丸テーブルと畳さえあれば十分だと言って居候を始めた。

ガイさんはぶらぶらしたり、銭湯にいったり、日雇いのバイトをしたり、過ごしていた。


でも、僕が悩んだ時、何千年旅した経験によるアドバイスで僕を勇気づけてくれた。


エリは、ガイさんに夢中だし、僕は僕で、ガイさんに頼り切っていた。


一方ガイさんは、宇宙デカのやり方に憤慨していた。いくら田舎の星とはいえ人口は80億人ほどいる、それを50年鍛えただけの人間一人に任せるというのはいくら予算がないとはいえ、異常な状態である。事実トシヒコは何度も死にかけている。


この星に、100年前に来たのは、オ〇ブエクスカリバーの導きで、怪獣が3体100年の間に現れるから潜伏しろということだった。


それが、その一体を、未熟な宇宙デカが倒した。


死なせてしまうには惜しい漢だと思い、実は自然にみせかけて自ら近づいたのである。


実際会ってみても、悪い奴ではないのは一目でわかった。

だから、居候すると見せかけて、駐在署に滞在することにした。


もちろん居候台を稼ぐためにひやとバイトもちゃんとしていた。


しかし、エリがガイさんのために張り切ってご馳走を作るので、居候台は完全に赤字になっているのではないかと思う。


そして、チエちゃんが駐在署に遊びに来た


「超絶ハンサメン.....」


チエちゃんはどこかへトリップしてしまった。

まずい、すでにチエちゃんの俺に対する好感度はこの前の一件で、ハート一つ分減っている。

しかし、ガイさんを好きにならないのには無理がある。



なぜなら俺も、ガイさんのカッコよさに、既に落とされいたのだから。


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