タイトル[もしも厨二病は空抜き塔せばそれは間違いなく]

絶望を超越するもの

タイトル[もしも厨二病は空抜き塔せばそれは間違いなく]

2000年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]皆集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった

 

        アグニ

「我は十二天が一人[火天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


         ヤマ

「我は十二天が一人[焔摩天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


       ラークシャサ

「我は十二天が一人[羅刹天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


ヴァルナ

「我は十二天が一人[水天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


        ヴァーユ

「我は十二天が一人[風天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


       ヴァイシュラヴァナ

「我は十二天が一人[毘沙門天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


         イシャーナ

「我は十二天が一人[伊舎那天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


        ブラフマー

「我は十二天が一人[梵天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


       プリティヴィー

「我は十二天が一人[地天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


        スーリヤ

「我は十二天が一人[日天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


        チャンドラ

「我は十二天が一人[月天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


「「「「「「「「「「「「我らは[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」」」」」」」」」」」」


そう言いながら円卓の席から立って


「「「「「「「「「「「「ここに見参」」」」」」」」」」」」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の中学時代は最高の日々だった











――――――――――――――――――――――――――――――――











2003年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]六人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった

 

        アグニ

「我は十二天が一人[火天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


         ヤマ

「我は十二天が一人[焔摩天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


       ヴァイシュラヴァナ

「我は十二天が一人[毘沙門天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


         イシャーナ

「我は十二天が一人[伊舎那天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


        ブラフマー

「我は十二天が一人[梵天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


「「「「「「我らは[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」」」」」」


そう言いながら円卓の席から立って


「「「「「「ここに見参」」」」」」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の高校時代は最高の日々だった











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2007年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]三人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった

 

        アグニ

「我は十二天が一人[火天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


        ブラフマー

「我は十二天が一人[梵天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


「「「我らは[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」」」


そう言いながら円卓の席から立って


「「「ここに見参」」」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の大学時代は最高の日々だった











――――――――――――――――――――――――――――――――











2011年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]三人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった

 

        アグニ

「我は十二天が一人[火天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


        ブラフマー

「我は十二天が一人[梵天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


「「「我らは[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」」」


そう言いながら円卓の席から立って


「「「ここに見参」」」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の二十代は最高の日々だった











――――――――――――――――――――――――――――――――











2021年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]三人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった

 

        アグニ

「我は十二天が一人[火天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


        ブラフマー

「我は十二天が一人[梵天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


「「「我らは[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」」」


そう言いながら円卓の席から立って


「「「ここに見参」」」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の三十代は最高の日々だった











――――――――――――――――――――――――――――――――











2031年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]三人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった

 

        アグニ

「我は十二天が一人[火天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


        ブラフマー

「我は十二天が一人[梵天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


「「「我らは[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」」」


そう言いながら円卓の席から立って


「「「ここに見参」」」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の四十代は最高の日々だった











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2041年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]三人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった

 

        アグニ

「我は十二天が一人[火天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


        ブラフマー

「我は十二天が一人[梵天]」


そう一人の女が変な格好をしていった


「「「我らは[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」」」


そう言いながら円卓の席から立って


「「「ここに見参」」」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の五十代は最高の日々だった











――――――――――――――――――――――――――――――――











2051年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]二人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった

 

        アグニ

「我は十二天が一人[火天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


「「我らは[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」」


そう言いながら円卓の席から立って


「「ここに見参」」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の六十代は最高の日々だった











――――――――――――――――――――――――――――――――











2061年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]一人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


「我ら[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」


そう言いながら円卓の席から立って


「ここに見参」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の七十代は最高の日々だった











――――――――――――――――――――――――――――――――











2071年8月28日1時16分とある空き教室の一室で円卓会議が開かれていた


「よし[十二天]一人集まったようだなでは始めようか!」


        インドラ

「我は十二天が一人[帝釈天]」


そう一人の男が変な格好をしていった


「我ら[十二天]仏教で護法善神と呼ばれるもの」


そう言いながら円卓の席から立って


「ここに見参」


そう決めポーズをしながら言い放った

こんな風に俺の八十代は最高の日々だった

そして安らかに死んだ

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