正夢
私は実家の湯船で正座をしながら湯に浸かり、いつものように左手に文庫本を持ち読書を楽しんでいた。
あるエピソードの終わりを読みながら、
「なんだこれは?何だか気持ち悪いし、理解できないな」
と何度も読み返す私の横。
洗い場に黒い影が、私に寄り添うように佇んでいる。
2024年6月12日18時45分頃。
私は湯船に正座しながら湯に浸かり、いつものように左手に文庫本を持ち読書を楽しんでいた。
あるエピソードの終わりを目にした時、
「これは読んだ記憶がある!」
と、夢の記憶が蘇った。
手にしていた文庫本は、竹書房怪談文庫・京浜東北線怪談であり、読んだエピソードは『銀の鈴』だった。
文庫本を入手したのは、夢を見た翌月の事。
ネット上で試し読みをしたとか、誰かから聞いたことも有りません。
正夢を見た経験は誰でも一度は有るでしょうが、私の見た中で一番気持ち悪いものです。
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