タイトル[異世界の価値とは現代の世界の価値とはチートの価値とは]

絶望を超越するもの

タイトル[異世界の価値とは現代の世界の価値とはチートの価値とは]

俺と言う人間はどうしてこうなってしまったんだろうか

何故こんな何もない森で一人座禅を組んでいるんだろうか

昔は本当に楽しかった色んな遊びがあって沢山の友達がいて

幼稚園も小学校も中学校も高校も嫌なことがなかったと言ったら嘘になるが

それでも嫌なことを超えるほどに楽しいことが山のようにあった

そしてこの俺はある日異世界に召喚された

最初は楽しかった俺のことを褒め称える人間

途轍もないチートの力を手に入れた

未来予知、運命操作、瞬間移動、亜空間、ベクトル操作、即死させる

テレパシー、読心術、絶対記憶能力、記憶の無限化、不老不死、魂干渉

万能耐性、コピー、無効、奪うなどの本当に凄い力を手に入れて

それを使って何かをすることが楽しかった

そしてその力を使って王様に用意された仲間と共に旅をして

そして最終的に魔王を俺は打ち滅ぼした

そして仲間と結婚して子供も出来て幸せに暮らしていただが

あり日俺はこの世界に飽きたこの世界は前の世界と比べて余りにも

何も無かったしあらゆるこの世界にあるゲームは読心術で勝てた

そして本は一度パラパラと見るだけで絶対記憶能力で全て覚えて

劇なども全て覚えて歌も全て覚えて

処刑を見ても昔の戦いに比べたら何も心は揺らがず

酒は耐性によって効かず酔えなく

何もすることはなく余りにも暇で暇でだけれど

家族との時間は楽しくてそして子供は大人になって

子供が結婚して子供に子供が出来て孫が出来て

そして妻が死んで子供が死んで俺は旅に出た

色んな世界を巡ったそして長い時が経ち全てを廻り

あらゆることを知った、故に何もすることは無くなっただから

俺はこうして何もない森で一人座禅を組んでいる

俺はこの異世界に来てチートを手に入れて

色んなことがあって果たしてしあわせだったのだろうか?

現実で生きて死んだ方が幸せだったんじゃないだろうか?

俺は悩み悩み考え考え答えなどでないと悟った

意味のないことであると悟っただから俺は全てと合一した

神となったこの世界を守るこの世界を導くそして俺は虚無に至った

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