第1話 神童、公立高校の部活へ
「〜であるので〜」
ふわぁ〜
俺は無事日本の公立高校に入学てきたんだけど、校長の話が長くて絶賛ピンチです。
「〜部活動紹介の時間です」
部活動、そう聞こえた瞬間に俺の眠気は全て吹き飛び、バスケ部の紹介を聞こうと全力を注いでいた。
放課後、やってしまった。
集中しようとしたら余計眠くなって寝てしまった。でも、でも!今日から部活見学はできるらしいから見にいけばきっとなんかわかるはず!
「どうしたの、君?見学?」
俺が体育館の入り口で、行ったり来たりを繰り返していると、突然後ろから声をかけられた。
「あ、はい見学です」
「じゃあ、あそこのステージの上で見ててくれる?」
「はい、わかりました」
そういわれて、俺は素直にステージの上に向かった。
「よいしょっと」
その掛け声とともに俺はステージに向かって飛んだ。
「「「、、、」」」
そのとき、ボールの音から何から何まで聞こえなくなった。
「え、どうしました?」
そう聞くとさっきの人と先生が話していた。
「今日は一年五人来てくれたから二三年と試しに試合やろーってことになったからみんなよろ」
「「「は?」」」
一同、驚きの顔である。いや無理もない。急にそんな変なこと言われたら誰でもびっくりするだろう。って、え?試合?先輩と?
三十分後。
「じゃあ、今からスタメン対新一年の試合を始めまーす!」
うん、よくやったよ。名前わかんないけど二年っぽい先輩。十分もよく説得しようとしたと思う。うん。結局さらにひどくなってスタメンになっただけなんだけどね。それは気にしちゃだめだと思うよ。うん。
ジャンプボールの行方はどっちなんだ?っていうドキドキな展開もなく、あっという間に先輩たちがボールを取って、二点決めてしまった。
「さー、せめてこー」
ちなみに俺たち一年はさっきポジションとかを話し合っておいた。なんか、オールラウンダーって言った俺に対してすごい注目が上がった気がするけど気のせいだよね?
ゆっくりとパスを回して、攻める機会をうかがっていると、センターラインの近くで俺にボールが回ってきた。先輩は離れて守っている。え、いいの?こっからなら入っちゃうけど。ま、いっか。やさしさだね!
「よっ」
スパッ
きれいな音とともに俺のシュートはリングに吸い込まれていった。
「「「「「は?」」」」」
なんでそんな驚いてるんだろう?これくらい誰でも決めれるよね?
しばらくして、、、、、、、、、勝ってしまった、、、。
いや、ね?もうちょっといい勝負できると思うじゃん?
ちなみに、試合結果は68対14でそのうち俺は60得点4アシストと全部の得点に絡むという謎の課kkになっていた。
「もしかして、俺が思ってたより、公立高校ってうまい人いないの?」
何を言ってるんだ。という目で見られたとは言うまでもない。
伝説の神童は今日も公立高校生として無双する 柊星海 @comicwalk
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