第6話 広がるネガティブ ② 年金の話

前回は教育の話となりました。


不登校や引きこもりの拡大(海藻の予想を遥かに上回るスケールでした)。


多様性の時代と言えば聞こえが良いですが、その恩恵に預かり不登校であるがゆえ、あるいは引きこもりであるが故に人生を謳歌しているなんて人間はごく僅かではないでしょうか。


貧困層の拡大と若者の社会性の欠落の増加にあまり良い未来を期待できるとは考えにくいところです。


今回は少し、国のお財布事情についていくつか海藻が昔から疑問に思っていたことを語ります。


年金の話です……


✨✨✨✨


こんな言葉を耳にしたことはありませんでしょうか。


「一人の若者が四人の老人の面倒を見なくてはいけない時代が来る。」


これの意味するところは、とどのつまり、年金を支払うためのお金が将来的に足りなくなって、就労者たちが多額の保険料か税金を納めなくてはいけないだろう、なのかなと思います。


年金という制度ですが、国は国民が収めた国民年金保険料や厚生年金の保険料をそのまま持っていてくれて、65歳になったら積み立てたお金を毎月返してくれる、というわけではありません。


国は国民から保険料を運営します。そんでもって保険料として積み立てられたお金を使うには使うのでしょうが、足りない分はその時代で働いている人から徴収した税金を使って年金の支払いに充てるという構図です。細かい区分けは知りませんが、これが年金が支払われる仕組みとなっています。


海藻が昔から疑問に思っていたのは、この年金の制度というのは、まったくこの国にとっては採算の合わないシステムになっている、ということです。


結論を言うと、支払った保険料に対して受給できる金額が多すぎる、です。


このことは単純計算で海藻は知ってはいましたが、ちゃんと計算してくれている人がいたようなのでURLをつけておきます。


https://money-bu-jpx.com/news/article036830/


細かい数字を抜いて考えると、今や日本人が平均寿命まで生きると、支払った保険料に対して約2倍の年金がもらえる、という仕組みになっています。


加入している人からすると、めちゃめちゃお得なシステムですよ。


恐らく、このシステムが出来上がった時、日本人の平均寿命はもっと低く、65歳以降は10年ぐらいすれば死ぬ、と思われていたのでしょう。これならば、ギリギリ保険料と年金支払いの総額が同じぐらいになりますから。そんで持って、子供も沢山いて大人になって保険料を払って…


しかし、現実には、平均寿命は伸びて子供は減って、となり、ついには納められた額の2倍を返さなくてはいけないという羽目に。


これで、「現段階」です。


この先のことを考えてみてください。


少子化により、若者は減っています。


平均寿命は伸び続けています。


将来、どうやって年金支払うの?


と、いうことになります。


広がるネガティブ…


✨✨✨✨


どこかの政治家が、老人はさっさと死ね、と不謹慎なことを言っていましたが、こういう背景があの言葉を吐き出させたのでしょう。自分ももうすぐ老人だというのに。


でも、初回のエピソードでも述べたように、今死にかけの爺ちゃん婆ちゃんたちが若い頃に頑張ったから、今の日本があるのです。


引きこもってもフリーターでも飢え死にしないで食っていける。学生がバイトすれば、それなりにまとまったお金になることがある。資源がないのに物で溢れている。

飯が美味い。


今現代を生きる人たちは、その土台に乗っかっているのです。


それを忘れたらいけません。自分たちが同じようにゼロから引っ張ってくる力があれば、昔の経済力は取り戻せるはずなのです。まま、希望の話は後のエピソードで 笑


しかし同時に、将来的に年金の支払いが厳しくなっていくだろうというのも事実。


海藻も海外に住んでいながらも国民年金保険料は支払っています。日本のサラリーマンではないので厚生年金保険料は支払っていません。なので、そもそも老後の生活を年金頼りにするつもりはありません。


自分が支払った額が戻ってことも期待していません。

自分が貰う番の時は、受給額が月3万円ぐらいとか、余裕であり得ると思っています。だから、多少は貯めなきゃいけないなとは思っていますね。


自分は、健康でいられるなら、70過ぎても余裕で働いているだろうなと思います。それこそ、働けるまでずっと働いていると思います。働けなくなった時は死ぬのが近い時なので、金がなくなって、という感じで死ななくて済むかなっと。

妻もいるし、妻に貧乏はさせたくありません。


だから、海藻は働き続けたいです。


まあ、その前にビジネスが上手くいかないようになる可能性もありますが、柔軟に対応していこうかな、とは考えていますね。まま、この話は後ですね。


余談ですが、もう相当昔に年金の受給者データが紛失してしまい、混乱が生じたことがあった気がします。


海藻は当時、あんなのは国のパフォーマンスだと思っていました。データが紛失した、を言い訳に受給額を誤魔化してやろう、みたいな 笑


とりま、今日はここまでにします。

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