第15話

あれから一週間世界は平和です


でも僕の心は大参事です(泣)


ここ最近はガージィと約束した通りハウスに毎朝と時々放課後にも通い詰めている、お掃除をしたりただお茶をしたりしているのは良いんですが…

会長様(予定)と話せないのが辛い、正直怒る?拗ね?てはもうないんですよ


でもねお話しするタイミングが…


会長様(予定)も何も言ってこないし、たまに視線を感じるけれどそれでも何をするでもなくただただ日々が過ぎていく

そんな事を思い悩みため息をついていると


照「なぁマオ今日は放課後開けとけよな」突然バシッと机を叩かれ、びっくりして変な声が出てしまう


マオ「何が?」 


照「何って、そろそろ騎馬戦の練習しないと体育祭まであと2週間だぞ!」


寿葉「さては忘れてたな」ジト目でこちらを見る


マオ「べっ別に忘れていた訳じゃないですけど」


寿葉「目が泳いでるぞ! 酷いと思いませんか宇留鷲さん」さっきまで思い悩んでた人の名前を呼ばれてビクつく


会長様(予定)「あぁそうだな酷いよなぁ」隣に座っている彼は何を思っているのか頬杖を付き二ヤついている「ひでぇーよな本当」その言葉にやじはそうだそうだと煽りを入れていく


マオ「すみません…」気まずさから視線を落とす


照「ともかく、ちゃんと放課後いろよ!この騎馬戦ぜってぇ勝つんだから」


それから照君から練習場所を聞き休み時間と午前の授業終わるころ、教室のドアがガラガラと開いた


副会長(予定)「すみません音無君いますか?」なんと訪ねてきたのは副会長(予定)だった、駆け寄るために


席を立つ、すると後ろから”マオ”と聞こえ思わず振り返った先には会長様(予定)がジッと僕の事を見つめていた


動揺を隠せない僕に会長様(予定)が次の言葉を発する前に


副会長(予定)「いたいた!一緒にお昼どうかなって思って呼びに来ちゃった」と肩をつかまれる


マオ「ふっ..先輩」振り返り副会長(予定)に返事をしようとするとまた“マオ”と聞こえる


今度は振り返る間もなく副会長(予定)に手を引っ張られる教室をでる

教室を出る際に皆のざわざわした音の中に舌打ちの様な音が聞こえたようなきがした



***



また来ました第三調理室


学校に調理室って3つもはたして要るのだろうかと思っていると


副会長(予定)「この学園は小中高の一貫校だからね、小中で第1調理室を分けて高等部で第2,第3調理室を分けてるんだ」疑問に思った事が口に出てていたのか副会長(予定)が丁寧に教えてくれた


お礼を言いながら持ってきていたお弁当を広げる、今日は唐揚げだ


副会長(予定)「今日はちゃんとお弁当持ってきたんだね」僕も持ってきたんだっと楽しげに言う


マオ「あの時も持ってたんですけどね」いろいろ有りましてと照れくさくいう

二人でいただきますをして食べ始め何気ない会話をしていると副会長(予定)から


副会長(予定)「ハクと仲いいの?」突然の質問に思考が停止する


マオ「えっ」

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