第9話
マオ「えーテスト期間も終えていよいよ高校生活初めてのイベント、体育祭になりますね皆さんには今日出場種目を決めて貰います」
テスト開けて次の日、昨日の先生からの呼び出しはテストの点の話だけでは無く、今後の学校行事に付いてだった
どちらかと言うとそちらがメインだったが僕の成績が余りにも酷かったみたいで話しが反れてしまったらしい
委員長としての初仕事なので頑張れとの事だった
マオ「では早速、皆さんは希望の種目はありますか?」
照「はい!俺騎馬戦やりたい!寿葉もやるよな」
寿葉「おい、巻き込むな、俺はやらないぞ」
マオ「宇留鷲さん、二人の名前を黒板に書いて下さいますか」
寿葉「なんでだよ!」
ぎゃぎゃ言ってる寿葉達を無視して黒板に二人の名前を書いてゆく
今の会話で教室も少し和んだみたいで、チラホラと笑っている声が聞こえ、次々とやりたい種目を言う為にみんなが手を挙げる
(良かった、僕の人脈が無いばっかりに話が進まないと思ったけど結構順調だ、ナイス照君!いつか何か奢ってあげる)
会長様(予定)「お前は何に出るんだ?」あらかた書き終わった会長様(予定)が僕の方に向く
マオ「僕?僕体力ないしな…借り物競争...とか?」会長様(予定)を見て小首を傾げる
会長様(予定)「何故疑問形なんだ、それに借り物競争はもう埋まってるぞ」
マオ「えっ?!本当だ…どうしよう」
照「何言ってんのマオ達は俺らと騎馬戦だろう?」会長様(予定)との間からにゅっと出てきてそのままチョークに手を伸ばし僕の名前を書き始める
マオ「待って!僕は皆を足蹴にするなんて出来ないよ!」
照「俺ら足場前提なんだw」当たり前じゃんと笑いあう
会長様(予定)「待て、マオ達とはどうゆうことだ?何故俺の名前も書き始めている」
マオ「はにゃ~ 会長様が僕の名前を✨うれしい✨」
会長様(予定)「やめろ話がややこしくなる」
えー宇留鷲さん一緒に騎馬戦出ましょうよ~と言う照君の声と寿葉の迷惑かけるなの声に僕の嬉しさを弁明する声が重なりガヤガヤ騒いでいたら
会長様(予定)「あ゛ぁーやる、やるからお前ら黙れ、うるせぇ静かにしろ」
一番騒いでいた照君には拳骨を寿葉には睨みを僕は首ネックを掴み黙らせる
照「い゛ぃ なんで俺だけ???」
寿葉「ヒィ…」
マオ「ぐぅへ?!痛いよ…」
会長様(予定)「少しは落ち着け、騒がしい」
会長様(予定)のカツに三人はすみませんっとしょぼくれていた。
マオ「でも、これで大体決まりましたね、競技申請は金曜日にするので、もし変更したいよって方がいましたらその日までに僕に声を掛けてください、ではこれにて解散!」
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