第3話


昨日早く寝たおかげで、今日のバスは走らなくても済んだ。たまにはこんな日があってもいい。今日も彼女と同じバスだ。キャメル色のブレザーにBURBERRYの紺のマフラー。本当に可愛い。可愛くて品がある。僕はしばらく見とれていた。次が彼女が降りる停留所だ。そんな時バスが大きく揺れた。その時彼女のカバンから携帯が落ちた!でも彼女は気づいてない。そして扉が開いて彼女は降りて行く。僕はすかさず拾ってバスから降りて彼女に言った。




「あの、携帯おちましたよ!」




「えっ?」




「ほら、携帯おちましたよ!」




『あ、ありがとうございます!』




『じゃあ』




「また…。」




僕はひと停留所歩くごとにした。




なんだか気持ちのいい朝だ。








あ、そうだまた今日は体育の日だ。あの鬼教師。


また体力テストやらでたくさん走った。


また明日は筋肉痛だろう。


友達もみんなグロッキーだ。








その日の帰り僕はいつも通りバスに乗った。


すると普段会わないのに、彼女が乗ってきた。


僕は朝のお礼を言われてから、色んな話しをした。


体育の鬼教師のことも話した。すると彼女は笑ってくれた。近くで見る彼女の横顔もとても可愛かった。


僕らは連絡先交換して、映画館デートの約束をして別れた






自分の部屋でラブゲッチューのアプリの画面を見ていた。青いボールのようデザインで斜めにピンク色のラインが入っている。いつ、誰がインストールしたのかもわからなかった。しかしラブゲッチューが言った通り、今日の帰り道に仲良くなれた。僕はまだラブゲッチューで調べたい事があった。それは




「映画館の初デートうまくいきますか?」




すると




『うまくいくでしょう。』




楽しみだ!

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