ことばにすること
ゆきのともしび
ことばにすること
一日のレポートを書いたり
ブログを書き記したり
仕事の報告をしたり
行動や感情の言語化は、至るところに染み渡っている
日常的にそれらに触れるが
やっぱり読みたくない文章っていうのがあって
やっぱり水を飲むように読んでしまう文章というものがある
それは
書く者のテクニックなのか
書く者から滲み出る、人間性なのか
どちらかはわからないけれど
少なくともわたしは
そのひとが選び抜いた
単語や
漢字や
行間や
纏う空気に
吸い寄せられている
大好きな飼い主の脚の周りを
くるくるとまわる
小動物のように
ことばにできない感情や想いというのが
たしかにあって
ひとそれぞれに得意不得意というのが
たしかに存在して
わたしの表現を嘲笑う者も
どこかに存在している
「そんなもの、気にしなくたっていいよ」
誰かがそう言ってくれるのを
わたしは待ち望んでいる
「ことばなんて、関係ないよ」
胸を張って、言えるようになりたい
ことばにすること ゆきのともしび @yukinokodayo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
戯言/ゆきのともしび
★21 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます