第4話

時は、12時55分頃であった。


またところ変わって、北高下きたこうげのバス停のすぐ近くにあるスタバにて…


ユニクロから逃げ出した大和は、ここでゆっくりと過ごしていた。


テーブルの上にはグランデドリップとニューヨークチーズケーキが並んでいた。


この時、大和の気持ちは結婚披露宴ひろうえんに向いていなかったのでどうでもよしになっていた。


この時であった。


大和がひんぱんに通っている松山のファッションクラブで指名しているきょうこ(20歳・200Qカップ)と会った、


きょうこは、いちごホイップのフラペチーノを持っていた。


きょうこは、ピンク色の長そでのトップスと白のロングスカート姿であった。


200のQカップの極爆乳おおきすぎるおっぱいのふくらみが目立っていた…


Qカップの極爆乳おおきすぎるおっぱいを見た大和は、コーフンした。


きょうこは、やさしい声で大和に声をかけた。


「大和〜」

「きょうこちゃん。」

「久しぶり〜」

「うん、久しぶりだね。」

「座っていい?」

「うん…きょうこちゃんとお話がしたかったよ。」

「うれしい〜」


きょうこは、大和が座っている向かいの席に座った。


大和は、満面の笑みできょうこと一緒に楽しい時間を過ごした。


さて、その頃であった。


またところ変わって、ユニクロの店内にあるフィッティングルームにて…


舞は、まやにお似合いの子供服アイフクのシチャクをしていた。


しかし、まやにお似合いの子供服アイフクがまだ見つからなかった。


Aの子供服ふくがだめならBの子供服ふく


それでもだめならC・D・E…


…………


…と言いながらまやにお似合いの子供服アイフクを探していた。


この時点で、舞は400種類の子供服ふくを品定めしたがどれもだめだった。


Aの子供服ふくはおかしい…


Bの子供服ふくも、笑われてしまう…


Cの子供服ふくは、子供らしくない色だからだめ…


どうしたらいいのよ…


この時、フィッティングルームの近くにいた拡和ひろかずが怒った表情で舞に言うた。


「おい!!まだ決まらないのかよ!?」

「あなた!!」

「もうすぐ1時だぞ!!」

「分かってるわよ!!だけど、子供らしい色の子供服ふくが見つからないので困っているのよ!!」

「舞!!」

「あなたもアタシと一緒に選んでよ!!子供らしい色の服を早く探してよ!!」

「ふざけるな!!」


この時であった。


拡和ひろかずのスマホにライン通話アプリの着信音が鳴った。


電話は、よしこからであった。


拡和ひろかずは、いらついた表情で通話アプリをひらいた。


「もしもしかあさん!!」


よしこは、ものすごくイラついた声で拡和ひろかずに言うた。


「もしもし拡和ひろかず!!もうすぐ1時になるわよ!!結婚披露宴ひろうえんがもうすぐ始まるのよ!!今どこにいるのよ!?」


拡和ひろかずは、ものすごく怒った声で言うた。


「かあさん!!オレは被害者なんだよ!!舞が子供らしい色の子供服ふくが見つからないと言うて困っているのだよ!!」


よしこは、怒った声で言うた。


「ますますはぐいたらしいよめね!!ちょっと代わってよ!!」


それから数秒後に受話器ごしにいる舞の声が聞こえた。


よしこは、ものすごく怒った声で怒鳴り散らした。


「なにやってるのよあなたは!!あと2分で結婚披露宴ひろうえんが始まるのよ!!」


舞は、ものすごく怒った声でよしこに怒鳴りつけた。


義母おかあさま!!アタシはものすごく困っているのよ!!子供らしい色の子供服アイフクが見つからないので困っているのよ!!」

「はぐいたらしいよめね!!」

「あんたこそなによ!!」

「舞さん!!」

義母おかあさまがアレコレ文句言うのであれば、義母おかあさまも一緒に選んでよ!!」


受話器ごしにいるよしこは、ものすごく怒り狂った声で言うた。


「ンマー!!なんてドサイテーな嫁ね!!拡和ひろかずと舞さんを結ばせて大失敗したわ…大和とほのかちゃんを別れさせて大失敗したわ…こんなことになるのだったら…家に嫁を迎えるのじゃなかったワ!!」

「ジョートーよ!!アタシも甘ったれの拡和ダンナと結婚して大失敗したわよ!!」

「オドレふざけるな!!」


(ドカッ!!)


思い切りブチ切れた拡和ひろかずは、右足で舞をけとばしたあと店から出ていった。


「持ちなさいよあんた!!」


右足でけられた舞は、外へ出た。


それから数分後であった。


ふたりが乗り込んだ車が駐車場から出発した。


まやは、店内にあるフィッティングルームに置き去りにされた。


置き去りにされたまやは、激しい声をあげて泣き出した。


その頃であった。


圭佑ケースケとほのかの結婚披露宴の開始予定時刻が来たが、始まっていなかった。


司会を務める予定である大和がまだ来ていなかった…


それに加えて、圭佑ケースケの親類の人が控え室に土足で上がったことによるトラブルが発生した…


…で結婚披露宴ひろうえんを始めることができなくなった。


このため、開始予定時刻を午後3時まで遅らせるソチが取られた。


この日は、他に7〜8組の結婚披露宴ひろうえんが予定されていたが、このうちの2組が結婚披露宴ひろうえんを挙げることができなくなる恐れが出た。


このあと、さらに深刻なもめ事が結婚披露宴場じょうないで多発したようだ。


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