第10話
ドアの方に視線を向けると、女性客の来店だった。周りの男性も一斉にドアの方に視線が行った。
女性客は、その視線に一瞬圧倒されたのか立ち止まった。しかし、店員の案内で店内に入った。
自分は、その女性を見た瞬間に何かを感じた。
その女性は、見た目は普通のOLといった感じで・・・今時の派手風では無く、どちらかと言うとお姉さん風で落ち着きがある感じだった。
店員に早速、2ショットの申し込みをする。しかし、他の男性客も申し込み。
順番は、くじ引きで決められた。自分は、3番目。
1番目の男性客から順番に2ショットの席に呼ばれていった。
自分は「これは、他の男性客とデートに出るな~」と思って缶コーヒーを飲みながら雑誌を読み順番を待っていた。
そして、なかなか呼ばれないから諦めていたところに「次の方」と店員に呼ばれた。
「おいおい!マジかよ!」と思って2ショットの席に向かう。
席で待っていると、女性が現れた。女性をマジかで見た第一印象は、最初の第一印象よりか可愛い感じがした。
とりあえず挨拶・挨拶。その後、正直にはじめての初心者だと言う事を告げると、女性がリードして話が進んで言った。
女性の話を聞いていると、何だか緊張がほぐれてきた。最初のうちはどんな話をしたか覚えていないが・・・職場に女性が多く、男性と言ったら50代以上の既婚者の人達だけで出会いが無く、せめて歳が近い男友達が欲しくって店に来たそうだ。
そんな話を聞いたら、年齢がそんなに離れていない事が判って、何となく流れでデートに行く事になった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます