第4話
2ショットの席に着くと店員が「少しお待ちください」と言って女性を呼びに言った。
待つこと1分ぐらいだろうか、店員に連れられて女性が来た。
たったの1分ぐらいだが、自分には、5分10分に感じられるぐらいメチャクチャ長く感じた。
女性が席に着くと店員がお互いのプロフィール用紙をテーブルに置いて「それでは、2ショット時間10分間になります」と言ってタイマーのスイッチを押していった。
女性を目の前にした自分は「何を話せばいいんだ?何か話さないと!?」と焦る。とりあえず挨拶からと思い第一声が「こんにちは」と言ってお互いに挨拶。その後は・・・「もうダメ!何を話すんだ~逃げだしたい~」とそんなことを思い、しばらくの沈黙が続いた。
やっと出た言葉が「あの~趣味は、なんですか?」今考えると、オイオイ!一昔前のテレビドラマのお見合いのシーンじゃないんだぞ!しかい女性は、笑顔で答えてくれた。
そしたら女性から「今日、初めてなんですよね?店員さんから聞きました。私は、今日で3回目ぐらいです。最初は、何を話していいかわからず貴方のように緊張で『ハイ』と『イイエ』しか話さなかったんですよ!」と話してくれた。
これで少しは、緊張がほぐれたが・・・女性と話す。それも2ショットで!何を話していいの?状態が未だに続いてる。
沈黙が少し続いたら、女性から「今日は、どうしてこのお店にこられたのですか?」質問された。
ここで、あっさりと答えると話が続かなくなるので逆に「貴女は、どうしてですか?」と質問してみた。
女性からは「ここ何年も彼氏がいないし、出会いのキッカケになれば・・・」との答え。
自分も確かに「上手くいったら」と思っていたが・・・「今日が初めてで、どんなと所かを見に来ただけです」と正直に答えた。
女性も、自分が今日が初めてだから納得したようだった。そしたら、女性から話を始めてくれた。
女性の話だと・・・その女性と話す男性は、40代ぐらいが多いらしい。一応デートに誘われるが、話の隅々に最後まで!?見たいなニュアンスがあり、一度もデートに出てないらしい。
「ん~なるほど~」と聞いてるうちにタイマーが鳴りタイムアップ。店員が来て「お時間です」と。
「助かった~」と言う気持ちと「もう少し、どんな感じなのか」を聞きたかったみたいな!?
とりあえず席にもっどて、緊張でのどがカラカラだったので缶コーヒーを買って席でのどを潤し、休憩してから店を出た。
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