第3話
女性と話してみるか!と決めたのは良いけど・・・どの女性と話したらいいのかな?
特に、デートに行こうとまでは思ってないけど・・・話すなら、それなりに可愛い子が良いかな~と考えた。
しかし今いる女性は、まま~か、それなり!?と言う感じ。
周りの男性客と同じように、少し待つ事にしてみた。
待ってる間、缶コーヒーの追加を買い雑誌を読みながら周りの男性客の様子をうかがっていた。
男性・女性客共に、それなりに2ショットで話しては、デートに出て行ったり不成立でそのまま席に戻ってくるのもいる。そして、減った分ぐらいの男性・女性共に見せに来店する。
そんな様子をうかがっていると、それなりに良いかな~と思う女性が来店。この子と話してみようと思っていたら・・・他の男性客が店員に2ショットを依頼してしまった。
どうしても2ショットでお話したいと強く思っていたのでは無いから「いいか!」と知らないふりをして、また、缶コーヒーを飲みながら周りの様子をうかがい雑誌を読んでいた。
そうこうしている内に、かなりの時間が経っていた。
今日は、どんな所かを見に来ただけだから帰るか!と席を立つか立たないかの時、店員が「あの子は、どうですか?せっかく来たのだから、女性とお話していっては?」と女性を薦めてきた。
その女性は、さっき話そうかな~と思っていた子でした。
あれ?話した男性とデートに行かなかったんだ!?と思いながらも、そんな女性に興味は無いよ!と言う態度で店員と話した。
しかし、店員が薦めるので「しょがないな~」と言いながら、こころの中では「どうしよ!?何を話せばいいのだ!?ヤバイヨ~勘弁してよ~」の状態。
いざ、女性と話す!それも2ショットで!会話が苦手、それも女性と2ショットで話すなんて!?完璧にヤバイでしょ!
ここ何年も女性と会話したこと無いのに・・・いや!女性との2ショット会話は、最近あった。コンビニで買い物した時の会計時に。「OOO円になります。」「はい、これで。」と。一応、これも会話。
でも、今回は、それとは違う。どうしよ~と思っているうちに店員から「準備が出来ましたのこちらへどうぞ~」とやたら、明るくテンション高い声で呼ばれた。
今さら「やはりやめます。けっこうです。」と逃げ出すのもな~と考えて、いさぎよく、あきらめて、覚悟を決めて、店員の指示する2ショットの席に向かった。
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