(メタ・ネタバレあり)第二節 裏話
【第二節】
万仲介社をアルバイトに特異性とは一体なんなの?天授者ってどんな感じなの?武闘派組織とそうでない組織では一瞬でカタがつく、を軽く題材にした節。万仲介社の他、極冬地の民も登場するし、風幻カルテルという組織も登場。その他、裏議会戦争とか言う物騒な話題も出てくるが、果たして基本逃げ主体の主人公が関与する事はあるだろうか。多分無い。
【中瀬 七氏-なかぜ ななし】
喫茶店アルカナをやりつつ、万仲介社で不定期アルバイトする事にした人。欲しいものが出来て治験アルバイトで速攻解決したが、なんかアルバイトした気にならなかったので別のところで超絶不定期アルバイトを始めた。なお、次のアルバイトは未定。
<匿名希望>
中瀬七氏のアイデンティティたる神苑天稟。過去、現在、未来、全てにおいて存在感を放つ。"中瀬七氏"が先なのか、"匿名希望"が先なのか。
【蛇頼-だより】
喫茶店アルカナの店長。欲しいものができた中瀬に伝手を使ってアルバイトを紹介した。伝手が広いが、偏りが凄いし、大体の伝手先から警戒されている。
【万仲介社】
天授者から表社会では暮らしていけないような人達を集めた(武力的)依頼解決会社。請け負った仕事は責任をもって、誰が敵になろうともやり遂げる。結構グレー。
空風ビル五階にあり、空風ビル四階には社員用の宿泊所がある。別途に社員寮もある。四階はあくまでも緊急用だったり帰るのが面倒な人専用である。
昔はエンブレイス仲介社という別に警察組織ではないけれど、警察業務を一部担当していた組織だったが、なんやかんやあって民間(武力)業社になった。
「外面を気にしてはならない。依頼を遂行する事だけを考えよ。」
【手似内-てじない】
真っ白いシルクハットが特徴の、素敵な青年。滅茶苦茶イラっとする話し方をするが、中瀬に関しては余り心を赦していないので少し固め。風幻カルテルとは昔色々バチバチしていた為、古参には顔が知られている。なお、風幻カルテル以外の組織ともバチバチしていた模様。第12話外伝(四)で起きた爆発と第13話の煙は、第12話外伝(五)でアインから手に入れた注射器を神苑天稟で転移させたもの。第13話に関しては第12話外伝(五)が終わった後すぐにやった。
<種無き手品>
空間を操る力。便利な上超強力。強力な神苑天稟共通の制約とかがあまりないが……?
【花上 結-はながみゆい】
(話が出来る奴限定の)交渉担当。基本的に唯我独尊、マイペースの道を行く同僚しかいない為、苦労している。
<寡黙の鼻>
鼻をよくする。その他、においから色々な事が判別できる。においが無ければ分からない。
人は目で大抵の物事を感じ、判断する。例えば、操作キャラクターが落ちているゲーム画面を見ていると、自分も落ちているように感じる。では、彼は目だけで世界を観測するだろうか?否、彼は嗅覚から世界を観測するのだ。
【ドヴェー・カーリー】
万仲介社最強筆頭。戦戯卿と呼ばれていた程の実力で、今でもその力は知られている。培ってきた戦闘経験値でツヴァイの初見殺し神苑天稟を初見突破できる等、神苑天稟とは別で厄介。寵愛者。
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名前は出てきていないが、ツヴァイを切った力。
切れると思えば何でも切れる力。思い込みの力で病を治せるならば、思い込みの力で全ては切れる筈だ。
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不明。切思斬と滅茶苦茶相性が良い。
【毘沙門天似 クベラ-びしゃもんてんじ くべら】
実は万仲介社アルバイター。ただでさえ運が良いのに、それを物質という限定的なものだが更に運が良くなる力を手に入れている超幸運者の寵愛者。別組織に所属しているが、その組織が毘沙門天似クベラの様な超幸運者の集いみたいな組織で、結構思い思いに好き勝手やっているので、統一性も協調性も何もない。その為、万仲介社に入り浸っており、正社員と勘違いされやすい。別に正社員じゃない。
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物質的な道具を招きやすくする力。金銀財宝が手に入れやすくなったりする、物質的な幸運をもたらされる。理不尽剛速球配達から超自然な流れで手に入ったりする。
あくまでも物質的な幸運なので、外伝四でドライの名前をぶち当てたのも、「ライゼン博士のレンチン一〇〇選 時間短縮一〇分調理編」が調達する前に起きた爆発(手似内が衝撃を加えたら爆発する薬の入った注射器をピンポイントでドライの頭上の天上に叩きつけたの)も、全てこいつの自前の幸運。主人公補正的な奴である。
<戦夜叉>
宝塔と宝棒を生成し、身体能力を強化する。宝塔は守りを、宝棒を攻めの力を有する。壊れたらクールタイム一時間が発生し、その間身体能力強化は発揮されない。
本編で戦いの力と言われていた神苑天稟はコレ。
【鬼宴病院】
日和国の誇る病院。今回出たのは薬務隊という、薬関連の一切を担う部隊。他にもいろいろな部隊が居る。ナチュラル狂人が多い。
【楠氏 花蓮-くすし かれん】
鬼宴病院黄昏区支部の薬務隊隊長。昔はやんちゃしてたが、今は鬼宴病院の貴重なストッパー。天授者だが、別に神苑天稟使わなくてもそこらへんの天授者や寵愛者を余裕で相手取れる。
【極冬地の民】
日本じゃない所からやって来た海外の、犯罪者ではない集団。
【レオ・べズー・トルストイ】
本名を一部もじっただけの偽名を名乗り、活動している。とある組織のリーダーで、その組織を傘下組織の1つとしていた、とある組織のリーダー兼友を探しに、そこらへんに居たニコを拉致して極冬地の民として活動している。日和国で活動しているのは、五年とちょっと前に確認された最後の目撃情報が此処だったから。温厚だが苛烈な白髪の青年。寵愛者。
【ニコ・アカーキ・ゴーゴリ】
本名を一部もじっただけの偽名を名乗り、活動している。友を探そうとしした時、レオに拉致られ、極冬地の民として活動する事になった黒髪の青年。寵愛者。
【風幻カルテル】
裏議会ではないがちゃんとした犯罪組織。万仲介社に居る何人かと、そのほか大勢の勢力と天乱寂抗争を切欠に衝突しまくり、生き残る事が出来た割と古参組織。だが、天乱寂抗争を切欠に弱体化もしてしまった。現在は鬼宴病院を目の敵にしている。武力派ではなく、天授者もあまり居ないが、違法薬物や異常身体強化系統薬物を生成に長けており、天授者と同等の肉体を手に入れる事が出来る。
【アイン】
風幻カルテル調査隊隊長の天授者。赤髪翡翠目の男。武器は注射器。古参で昔はアインじゃない、別の偽名で活動していた。手似内には恨みしかない。
<錬薬術>
一度作ったことのある薬を注射器の中に即座に入れる事が出来る。注射器が無いと発動出来ないが、あればいくらでも発動出来る。衝撃加えれば煙が出たり爆発したり、当たったら発光したり、即座に傷を治したりするなど、多種多様な薬を材料なしでご用意出来る。なので、かなりコストが高い薬も、一度アイン自身が作れば以降ノーコストで作れる。超強力だが、注射器が無いと駄目だし、その注射器にも色々と制約があり、その制約に合致した注射器じゃないと発動しない。
【ツヴァイ】
風幻カルテル調査隊副隊長の天授者。青髪黄目の男。武器がナイフ。風幻カルテルでも強力な天授者。昔は神苑天稟の使い方が分からず、天授者基準では圧倒的弱者だったが、某人切相手に逃げ切ったりしていたのでポテンシャルはかなりあったし、実際花開いた。だが、そもそも本人の気質が風幻カルテルに合わないのでやる気があまりなく、噂の戦戯卿の腕前を見る為そちらを優先した。
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刃物を使えば、空間を無視して切断出来る。刃物が無いと出来ない。"切る"という現象を別の場所に移して空間を無視して切断という芸当をしている為、どちらかというと"現象移動"や"転移"の力だが、いかんせん"切る"という現象限定なので、"空間を無視して切断出来る"でも別に問題ない力。
相手が不可視初見殺しとか余裕で対応可能ですタイプだったので活躍出来なかったが、普通ならアレで死ぬ。
【ドライ】
風幻カルテル調査隊隊員の一般女性。ピンク髪緑目。武器は短剣。神苑天稟とか無いがSSD-09(第12話外伝二参照)という薬を使い、身体能力を天授者と同じぐらいにしていた。理不尽な幸運と、ピンポイント注射器(爆発物)空間転移の組み合わせによって瀕死になり、挙句棒で頭を貫かれた。真面目に戦えば強いが、たいして強くなさそうだったから油断した結果死んだ。
【フィーア】
風幻カルテル調査隊隊員の一般人女性。水色髪赤目。武器はナイフ。神苑天稟とか無いがSSD-09という薬を使い、身体能力を天授者と同じぐらいにしていた。ぐーすか寝てたら死体だらけになった。
【鈴一-りんone】
風幻カルテル風鈴隊隊員の寵愛者。滅茶苦茶気に食わない上司に「お前、あの鳩ぽっぽに負けるぜw」と言われ、ガチでその通りになりそうだったのでかなりイラついていた。その為、普通は恨み買うから殺さないのに中瀬を殺そうとしてしまった。あの後反省した。
【天乱寂抗争】
この抗争を切欠に、日和国は大きく動いた。あまねく組織や個人が消えては生まれる激動の渦。たかが一週間の抗争だが、大きな爪痕を残した。
日和国の貧民区が結構ヤバい事になっている事も明かされ、また天授者を確保する事を勧めていた水無瀬の件が一気に進み、水無瀬が昇進する全ての切欠にもなった。(一応、"英雄の凱旋"によって天授者確保は積極的だったけれど、この抗争で更に加速した他、天授者の学校というか塾というかそんなものが出来た。)
大体の人の遺恨や因縁もコレ関連が多い。二節時点で五年とちょっとしか経過していないが、天乱寂抗争の件は決着がついていない事が多くある。
【裏議会戦争】
近々起こるかもしれない、裏議会に連ねる組織を決める裏社会の住民達の戦争。定期的に起きており、3から6年の感覚で起きる。なお、前回の裏議会戦争は五年前。天乱寂抗争を切欠に裏議会の組織が三つを除き全部消え去った為、天乱寂抗争から数ヵ月後に裏議会戦争が起きた。
如何なる者も例外なく巻き込まれ、諸行無常を体現する。
親しき隣人も、見た事があるだけの人間も、名の知れぬ者すらも。
争いの奔流に巻き込まれ、一握りの生存者だけが残り、勝者は誰もいない。
それでも争うのは、争いという破滅の愚行の必要性を知る賢者達がそう仕向けるからだ。
「戦争が文明を発達させ、新世界を生み出す。そして、平穏が新世界を定着させ、新たな争いの火種を生み出す。」
「人の命の損失こそ、誕生のエネルギー源となる。破壊と破滅の闘争こそ、進化の火を焚く薪である。」
「燃やせ、焚け、命を、祈りを、願いを、全てを犠牲に、新世界を創造せよ。」
【特異性・特異性物質】
なんか存在してるヤベーの。
数十年前現れた特異性を日本は確保し、第六次神苑天稟大戦を乗り切ろうとしたが失敗。某県に全てを放り投げ、某県は日和国という事実上の独立を果たす事となる。
【"生きる意味と意思"】
人死にや犯罪が多発している日和国が滞り無く運営出来ている全ての理由も特異性が関係している。
死んでも生きたいと願えば、いくらでも。死んでも恐怖があれば、いくらでも。
それさえあれば、死の底から這いあがれるだろう。
【天授者・寵愛者】
一つ持っているだけでも基本厄介な神苑天稟を、更にもう一つ、もしくはそれ以上持っているヤベー天授者の事を寵愛者と呼ぶ。基本的に扱いきれず自滅するケースや、脅威と感じて幼いうちに消されるケースが多い故に、生き延びている奴は大抵ヤバい。
因みに、強力な神苑天稟持っている奴程それに応じて身体も強くなる為、弾丸素手で受け止めた挙句それを銃で発砲するよりも早い速度で投げ返したり、素手でこつんとやっただけで壁ぶち抜いたり、時速160㎞の車に突っ込まれても多少ケガする所か重さ10トン越えの車を空に投げ飛ばしたり、プールを血で満たせる程血を流してもピンピンとしてそのまま戦闘続行して更に血を流してきたりといった人外離れした身体を持つ事になる。さすがに不老不死にはならないが、ちょっと衰えも遅くなる。ただ、強力な程普通は制約・代償が重くなる。極稀にそれ全部無視したり、それ制約・代償じゃなくねみたいなのがある。
【神天者】
名前だけ出てきた。
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