第3話 中国製品に見る文化力
大学日本拳法に文化を見るようにして、中国製品のなかに、中国や中国人(の文化)を見る(味わう)ことで、私たちはより楽しむことができる。
例えば、100円ショップの家庭雑貨を購入する際、それらの機能を見るばかりでなく、その機能を100円で実現するために、その製造工程においてどんな工夫が為されているのか(何を削り、何を生かしているのか)といった視点で眺めることで、そこに存在する製造者(在来種日本人&中国人)の文化を理解する。
それによって私たちは、単に100円の品物を購入するという機械的な行為を、製造者の文化を感じるという次元にまで拡げて「買い物を楽しむ」「買い物から学ぶ」ことができるのです。
30年前に「100円ショップ」が始まった頃は、確かに粗悪なものが多かった。「安かろう悪かろう」でした。しかし、ここ10年くらいから、グングン機能やセンスがよくなってきている。
それは、中国人の「なんでも工夫する」という人間力・中国文化が発揮されてきているからなのです。
大学日本拳法人は、単に「100円でここまでやるか」という機能ばかりを見るのではなく、それを作り上げた中国人の人間力・文化力というものをも見て、学ぶことで、毎日各人が創造している大学日本拳法という文化をより豊かにしていけるでしょう。
私たちが、拳法の強い人を見て、その強さばかりでなく、彼や彼女の人間性まで慮(おもんぱか)る・推し量ることで、自分の拳法も層の厚いものにしていくように、他人(他国)の政治力や経済力の強さの中に、その源泉ともいえる人間力・文化力を知り・学ぶことで、それらを自分の人間性に繁栄することがができるにちがいない。
続く
2024年5月17日
V.1.1
平栗雅人
人民網日本語版で知る中国 V.1.1 @MasatoHiraguri
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