第2羽白烏

ニュースキャスター

「先日、中間地区のビル街で爆発を起こした、

  異形の青年が無事逮捕されました

  また、この事件による怪我人はおらず…」


ピッ


??「ふん、あの程度なら、

     まぁ…そうなるか…

    白烏か…なかなかに面白い…」


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数日前…



黒河「ハハッ!おいおい、どうした!

    そんなもんかよ!」


異形「なんで、

   そんな馬鹿デカイ刀持っといて

    一発も当たんねぇんだよ!」


黒河「うっし、それじゃあ、

   そろそろフィニッシュだ」


異形「あぁ?!」


黒河が大太刀を鞘から抜く


黒河「フゥー……」


異形「くそったれぇ!」


黒河「~片側三式「月霜」~…」 


黒河が放った斬撃で

異形の意識を刈り取った


ズバッ


異形「う………が……」


黒河「…殺してはやらねぇよ」


黒河の目の光がもとに戻る


黒河「あぁー!疲れた…

   後輩君!見てたか?」


刀舞「は、はい」


黒河「とりあえず、出社しようか」


刀舞「うっす、でも、どうするんですか?

      あれ……」


黒河「あーそっか、警察来るの待たなきゃか…

   そろそろだと思うけどな」


少しして警察が来る


警察「すいませんお待たせしました」


黒河「おぉ、警察さん、白烏の黒河です」


黒河が証明手帳を見せる


黒河「突如として出現した異形を

   無力化しました、後は任せます」


めんどくさそうに警察の対応をしている


警察「了解です、毎度ご協力感謝します」


黒河「うぃーす……じゃあ、

       後輩君出社しようか」


刀舞「了解っす」



出社しながら2人が話をする



刀舞「ところで、

    白烏ってどんな組織なんですか?」


黒河「まぁ、簡単に言ってしまえば

  国に武装を許可された警察みたいな感じ?」


刀舞「………」


黒河「おい、なんだその目は

    先輩に向ける目じゃないぞ」


刀舞「もっと詳しく教えてくださいよ」


黒河「詳しくぅ?無理だよ

    俺そういうのは苦手なんだよ」


刀舞「よくそれで入社できましたね」


黒河「そっちこそ…って言いてぇけど

    どれだけいても人は足んねぇから

     当然っちゃ当然か」


刀舞「それで、詳しいことは…」


黒河「詳しいことを知りたければ

   研究部隊の翠花(すいか)って

        やつにでも聞け」


刀舞「翠花さん?」


黒河「そそ、一応、お前の案内役でもあるから

      そんときにでも聞け」


刀舞「はぁ…」


黒河「質問はそんだけか?」


刀舞「あ、あと、色の区分けを忘れまして」


黒河「あぁ?何でだよ?!

    まぁ、いいや、えっと

  紫が身体系 赤が自然系 黄色が空間系

  青が妨害系 あと…」


??「緑が創造系 黒が概念系よ」


黒河「なんで居んだよ」


??「そりゃ、案内役だもの」


刀舞「先輩この人誰です?」


黒河「こいつがさっき話した翠花だよ」


翠花「そう、私が貴方の案内役、

  川西翠花(かわにし すいか)よ、よろしく」


刀舞が翠花を眺める


翠花「って言うか、黒河あんた!

     また遅刻する気?!」


黒河「ちげぇよ、今回は異形を

    沈静化してたんだよ!」


黒河を翠花が追い回す


刀舞(さては、騒がしいな…この人達…)


~つづく~

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