笑わないから
誰にも言えない夢がある。心から叶えたいと思う夢がある。でもそれは、地に足がついていない様な非現実的なものだ。いざ叶ったら、という事を想像してみるとまた怖い。その世界に流れる時間と力とお金に、上手く棹を操れる気がしない。
「他人に偉そうなのに、自分自身をハッキリさせられないのよ」
いつも頼む紅茶に揺れる曇る表情を、自ら鼻で笑い飛ばした。だけど
「笑わないから言ってよ」
友の一声で、夢の一歩を刻もうと思えた。
❇︎あとがき❇︎
笑われるだろうからという理由で打ち明けられない夢を、誰かに受け止めてもらえたなら、それもまた最高の始まりだと思います。
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