第11話 パンクする
今回は、ガチで鴻上ヒロの中の人の日記でしかない。
現在、絶賛大パンク中。
仕事も絶妙に進捗が悪いうえに、趣味の創作系の執筆も進んでいない。
普段は、仕事に身が入らないときは趣味の創作系の執筆はやたらと捗るが、今回はそうではないらしい。いや、つい数日前まではそうだった。
現在、鴻上ヒロの中の人の私生活がバタバタバタバタとしており、パンクしてきている。追いかけているコンテンツを視聴することはできるのに、それ以外のことに全くと言ってよいほど身が入らない。
そのコンテンツにハマりすぎているからというのはあるかもしれないけど、それだけじゃない。
最近、元カノがアレコレと言ってきている。僕はトラブルが原因で別れた人は連絡先を削除することが多いが、三人ほど削除していない人がいた。共通の知人がいるため、削除するには躊躇われるというのが理由だ。
件の元カノは、そのうちの一人である。
彼女は、まあ根本から僕とは合わなかった人だ。
僕は、行動を制限されたり強制や矯正などをされたりするのが、苦手だ。精一杯言葉を濁して苦手としているけれど、濁さなければ大嫌いだと言いたいくらい。
やれ「オタク趣味をやめろ」だの「SNSしてる暇があれば返信しろ」だのと言ってくる人とは、どうしても反りが合わない。
前者は論外だ。恋人とはいえ、趣味にまで口を出される筋合いはないと思う。何よりかにより、それを言ってきた子はジャニオタだった。人のこと言えへんやないかーい。
彼女いわく「二次元と三次元は別」だそうだが、僕からしたらそれほど大きな違いはない。
それに僕はグッズを集めないタイプのオタクで、金がかからない。せいぜいサブスク料金くらいだ。推してるVtuberや配信者のメンバーシップ代と、極稀にする投げ銭(1000円程度)と、映像コンテンツ配信サービスの料金。
合わせても月々5000円いかない程度だ。趣味に費やす金額としては少ないほうだし、随分とコスパがいい。配信なんて基本無料コンテンツだからねえ。見てる側が勝手に応援の気持ちをお金として払っているだけで。
ガチャ課金なんかもしないし、そもそもソシャゲはやらない。
ゲームだって、月に1本もクリアできないから、そんなに買わない。
それにそもそも、金額など関係がないんだ。結婚をしていれば金額が高すぎると口出しをする権利はあるだろうけれど、恋人という段階であれば口出しをする権利はないと僕は思う。
結婚していれば権利があるというのは、あくまでも金額に関する話だ。同一家計であれば、バカみたいにお金を費やしてたら口を出す権利はそりゃああるだろう。
ほかにも、その元カノはこんなことを言ってきた。
「他の仕事にしてほしい」
「他の髪型にしてほしい」
「もっとこういう服装にしてほしい」
「(特定の)女友達と遊ばないでほしい」
なお、女友達との遊びに関しては二人きりでは遊ばないようにしていた。嫉妬されるほど仲が良いということだとは思うけど、高校時代からずっと仲良くしてくれている大事な友達だから、遊ばないのは無理よ。だいたい、その友達既婚者よ。
その友達の旦那さんは、許してくれている。ありがたいね、聖人かな?
こういうことを言ってくる人だったけど、理由をつけて「それは難しい」「それはできない」ということを説明してきた。正直とてつもなく疲れたけれど、しょうがないことだと割り切って付き合ってきた。
結果、彼女が浮気をした。
これを読んで「クソだな」と思った人もいるかと思うけど、僕も正直なところそう思う。
なお、髪型については基本坊主で、伸びてきたら剃るというスタイルだ。出会う前からずっと坊主だった。二十二歳くらいの頃から坊主だ。最初はネタっぽい出来事がきっかけでこの髪型にしたけど、次第にこれが僕のポリシーになった。
変えるつもりは毛頭ない。坊主だけに、つってね!
さて、そんな元カノが最近やたらめったら連絡を取ってきている。正直、対応するのすごく疲れるし、超絶面倒くさい。
たま~~~に家の近くにまで訪ねてくる。
おい、実家だぞここ。
何を言ってきているかというと、「より戻さない?」ということだ。「もう浮気はしないし、行動制限したりしないから」と言っているけれど、まあ嘘だね! 過去の経験から、こういう人は何度だってするさ! だってみんなそうだったんだもの!
スーッ……(クソデカ深呼吸)。
とはいえ、彼女が二度三度と同じ過ちを繰り返すとは限らない。
それはわかる。
しかし、それとこれとは別である。
一度だめだったらもうだめなのが、普通だ。これまでほかの元カノに対して、二度三度と許してきた僕がおかしいのだ。友達にも言われるよ、お人好しとか器がでかいとかいうのじゃなくてお前は狂っているんだと。器というものがぶっ壊れてしまっているのだと。
そういうわけで、メンタルがごりっごりに削られまくっている。わしゃ鰹節かなにかか。あるいは擦られた車のボディか。ないしは短くなった鉛筆か何かなのか。
これが、現在仕事も趣味の執筆も手がつかない理由だ。
コンテンツ視聴だけできるのは、きっとそれがメンタルをギリギリのところで保ってくれているからだろう。
今ドハマリして追いかけているコンテンツは10日間限定のものだから、これが終わるまでに解決しなければ。
それに、諸々の更新が止まっている状況も心苦しい。
うわあああああああああん!!!
ちくしょう、連絡先削除してやりたいが実家にまで押しかけてくるような子だから削除もできねえ!
去年も元カノがストーカー化した事件があったが、一体何が彼女らをそうさせるのだろうか。彼女らにアレコレと物申してきたけれど、僕は僕でそうそういい彼氏ではなかったと思うのに。
引きこもって文章ばっか書いてるような奴だぞ。
万年金欠だし特に夢もないし、ノリだけで生きているような人間だぞ。
僕に執着するよりも、もっとやるべきことがあるんじゃないだろうか。一周回って、そんな気持ちになってきた。
がんばんなきゃなあ。
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