真実の愛の行く先は――。

レビュー失礼します。

"令嬢と奴隷の叶わぬ切ない恋"というテーマのお話であり、途中とても切なかったです。
しかし、最終的には二人が結ばれる結末でホッとしました。

短編で読みやすく、従者の少年の少女への心変わりの描写が丁寧に描かれており、少女を好きになるまでの過程が分かりやすかったです。

また、互いの想いが通じ合い少女が侯爵家へと向かってしまうシーンは特に感情が引き込まれていくようで素晴らしかったと思います。心理描写も情景描写もとても良く書けている作品でした。


個人的にはアフターストーリー的なものを所望したいです……。