以前と同じような思いでいたら微妙に食い違っていて、寂しいような感情が伝わってきました。
お団子がただ美味しいと思ったあの頃を懐かしんで。でも、それは深月も同じ思いでお団子屋さんにいたのじゃない。やはり、あの頃を懐かしむ思いは同じだった。
それでいいのやない。少しはお互いに成長の兆しが見えなければ、それはそれで残念なものがあります。
成長過程の揺れ動く乙女心がよく現れた作品でした。
作者からの返信
オカン🐷さん、コメントありがとうございます。
少しはお互いに成長の兆しが見えなければ、それはそれで残念なものがある――その発想はなかったので、はっと気づかされました。
彼女たちや今の私にとっては「高校生」が成長の到達点になっていますが、みんなまだまだ成長過程なんですね。
同じところもあり微妙に変わったこともあり……二人の関係がこれきりで終わりにはならないといいなと思います。
ありがとうございました!
再会した親友がイメージと違っていたときの驚きととまどい。
昔と変わらない部分もあり、どうしようもなくズレてしまった部分もあり……。
揺れうごく微妙な心理が、みずみずしい表現で描かれていて心を動かされました。
トランプを鞄から出せないまま、今夜は別れてしまいましたが、きっといつかまた別の機会に、お互い成長したかたちで、彼女とは巡りあうことがあると思います。
いろんな顔をした月に、何度もめぐり会うように。
作者からの返信
ヤマシタ アキヒロさん、コメントありがとうございます。心を動かされたと聞いてすごく嬉しいです。
いろんな顔をした月に何度もめぐり会う……とても素敵な表現ですね。
二人がまた出会えるのか、私はまだこの先の人生を体験していないのでわかりませんが、ヤマシタさんのコメントを読んではっと気づかされました。
人間、時が経てばいかようにも変わるものなのですね。今夜の月と同じ月が二度とないように。
二人が再び心から笑いあえる日が来ることを願います。
ありがとうございました。
「深月は私が真っ直ぐ目を見られる数少ない人間の一人だ。」
がすごく縁さんの性格を表してて、さらに深月さんとの仲まで説明している。
すばらしい描写ですね。
読んでいて、昔小学校の同窓会で幼馴染みに逢った時のことを思い出しました。
少しずつ読み進めたいと思います。
作者からの返信
@zappy_tomtomさん、コメントありがとうございます。お褒めいただき嬉しいです。
その一文は私自身のことでもあります。自分に近い主人公だからこの描写ができたのかも。
久しぶりに会った友人が前と違った、というのは誰でも当たり前のことなのですね。
『和歌から始まる物語』は短編集ととなえてはいますが、まだ一話ですしだいぶ不定期更新になっています。それでもいつかは新作を更新するつもりなので、読んでもらえると嬉しいです。
今日はありがとうございました。