木 〜発展と成長のエネルギー〜
木 〜発展と成長のエネルギー〜
木性は春・東を指します。十干は「甲乙」、十二支では「寅卯」が木性です。
また四柱推命では続く土の「辰」と土の「未」、水の「亥」の十二支も、木の五行要素の属性を持ち合わせています(蔵干)。
甲が樹木、乙が草花の象意で、植物の象徴であると同時に、伸びゆくもの、命あるものの象徴です。
木(草木)は土に根を張って生きています。養分の少ない山岳の戊土よりも、養分の多い大地・田畑の己土のほうが実り豊かです。養分を吸われる土はこれにより木に剋されます。
木(草木)は根や枝葉を潤す癸水(雨)と、光合成を促す丙火(太陽)があるとより大きく育ちます。ただし水が多すぎると根を傷めて発育の妨げとなるので多くは欲しません。火が多いと生木が燃えるほどの熱波となりつい力が入って能弁となるのでこちらも多くは欲しません。
五徳では思いやり「仁」の心を表し、常に人の気持ちになって物事を考えられる優しさともなります。
木を持つ人は感受性が豊かで、細やかな情を持った喜怒哀楽の感情が激しい性質です。
感情を制御するのが苦手で振りまわされやすく、常に大義名分に囚われやすい。まっすぐな性格、強情で一本調子、同情心が強いけど、執念深い人です。なるべく多くの人が気持ちよく幸せでいられるような状態を理想としています。
草木がどこまでも高く伸びていくように、木の五行は発展と成長のエネルギーでもあり、限りなく膨張していくような性質です。
成長する草木はどこまでも限りなく伸びていこうとしますから、誰かに頭を押さえつけられると本来の良さは活かせなくなります。
木は若さの象徴でもあり、発展の機運の象徴でもあります。また悩みを表す五行でもあります。
人間の想念そのものを表し、際限なく浮かんでは消え、消えては浮かぶ思考を繰り返します。
悪く作用すると、実態のないことを考え続けて迷いから出られなくなります。
無限に膨張していく夢や理想を形としてまとめあげて結果を出すのは得意ではありません。
悪くいえば、公言すれど結果が伴わない「大言壮語」になりやすい。また、考えたとおりにならない結果、思いが暴発して、時に自制がきかない怒りのエネルギーになってしまうことも。
五行配当から見る五行による分類
五色:青(青龍・青春。間色は
五味:酸(いちご・菜の花・柑橘系)、
五穀:麦・芒(トゲのある穀物で大麦・小麦など)・(古事記では稲)、
五感:診、五情:喜、五指:薬指、五常:仁、
生数(万物を生み出す数):3、成数(万物が成就する数):8。
四柱数位術から見る五行による分類
色:緑、季節:春、時間帯:朝、方位:東、意味するもの:樹木
十干:甲乙、十二支:寅卯、数:1・2、
五官:目、五臓:肝臓、五腑:胆嚢、身体部位:頭部、五指:親指。
四柱推命:
初春生まれは火の温暖を欲します。木が多すぎると庚金(金物)による剪定が必要です。ただし金が多すぎると根を痛めるので、苦労が一生続きます。
夏月生まれは乾きを潤す水を求めます。火が多いと「焚き木」となり発達が遅れます。
秋月生まれは水を求め、火を欲します。
冬月生まれは水が多いと雪の重さに耐えきれず災いが起こります。}
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