第9話 妹のマリエちゃん
「タカシお兄ちゃん!早くお風呂に入ろ!」
家に入るやいなや、妹ちゃんがお風呂に誘ってくる。
やっぱり、ヤヌーはええな……
俺は、思わずエロ親父になってしまう。
今さっき、初めてあったばかりの妹ちゃんに、お風呂に誘われてしまうなんて……本当に、この国の貞操観念はどうなってるのやら。
まあ、俺的には嬉しい事なんだけどね。
これも、ヤヌーが他種族と子供を生む為の一つの手段なのだろう。
とっとと裸の付き合いをして、より子作りに進みやすくする為に。
ヤフー国は、国をあげて子供の頃から、そのような性教育してるのである。
絶対に、異世界でも、ヤヌー国以外は混浴普通じゃないと思うしね。
地球でも、混浴の文化があるのは日本ぐらいらしいし。
よく日本に来る外国人の観光客とか、温泉旅館で人前で裸になるの恥ずかしがってるのとかテレビで見るし、多分、外国人は一人でお風呂じゃなくて、シャワーを浴びるのが一般的なのだろう。
なんか知らんが、俺は妹ちゃんのマリエに、どんどん服を脱がされる。
「タカシお兄ちゃん! 凄い! オチンチンが真っ白!」
これはもしかして、妹ちゃんにディスられてるのか?
多分、純血ヤフーの男は、そりゃあ逞しく真っ黒なモノを持ってるのだろうよ。
俺だって、異世界に来る前の派遣社員のオッサンだった時は、そりゃあドス黒い鍛え抜かれた竿を持ってたしね!
「タカシお兄ちゃん! 高等部の癖に、中等部の男の子達みたいに、帽子まで被ってるよ!保険体育の授業で、高等部になると、男の子は皮が捲れて立派なチョコバナナに成長すると習ったのに!」
やはり、妹ちゃんは俺をディスっている。
そもそも、俺、この体の年齢分かんないんだよね。12歳か、13歳くらいだとは思うけど。もしかしたら、まだ12歳で中等部の僕ちゃんかもしれないのに。
それだったら、帽子被ってても問題ないよね。
「でも、可愛いよね。白い人のオチンチンって、ヒョロ長くて、全く凶悪そうに見えないし」
それ! 男の子にとって、全然、褒め言葉じゃないから!
俺だって、もうちょっと成長したら、ダーティーハリーのような凶悪な44マグナムになるんだよ!
そうこうしてると、エリーもお風呂に入ってくる。2人でも狭いのに、3人でなんて。
もう、体がいろんな所に密着しちゃうし。
もう、洗いっこなんて凄いよ。凄過ぎて、俺なんか鼻血でちゃったし。
そして、3人で夕食べて就寝。川の字に寝ちゃったよ。
ん?誰が真ん中?そんなの俺に決まってるでしょ。男の子って、女の子より成長遅いから、俺が一番背が低かったの。両手に花って感じかな。
そもそも俺って、エリーの顔が好みだから、妹でメチャクチャ顔が似てるマリエの事が気に入らない訳ないのだ。
こりゃあ、将来、姉妹丼を楽しめちゃう?
まあ、好みの女の子2人に挟まれて、逆に緊張して眠れないかもと思ったけど、熟睡出来ちゃった。
まあ、姉妹で、とても似ててそっくりなので、すでに俺にとっては、妹ちゃんのマリエも家族感覚になってたのかもしれない。
ーーー
8日目
今日は、エリーと妹ちゃんのマリエと3人で手を繋いで登校。両手に花かよ!
俺の3本目の足もビンビン。この調子で血液が3本目の足に、たくさん通い続ければ、近いうちに、俺の白バナナの皮も剥けて、立派なヤヌーになれるかもしれない。
そうすれば、きっと自信もついて、エリーと一緒に大人の階段に登れるのだ。
俺の目標は、エリーが聖なる割れ目に旅立つ前に、大人の階段を登ってしまう事。
そしていつの日にか、エリーが、聖アビス山の割れ目の奥にあるという、約束の地で徳を積んでサルーになって帰ってきたとき、俺とエリーは、晴れて結婚するのである。
もう、こっちの世界で身篭って約束の地に向かえば、エリーも外の世界で男を作って子作りする必要ないものね!
きっと、エリーは最速で、キラリと輝く銀の首輪を得て、再び、俺の元に戻ってきてくれる筈なのだ。
想像してたら、股間が物凄く痛くなってきた。
多分、今現在も、俺の白バナナは成長を続けてるのだ。
というか、とても激痛なんだけど……俺はもしかしたら、真性包茎かもしれない。
ーーー
9日目。
今日もエリーと妹ちゃんのマリエと、3人仲良く学校へ。
なんか、俺達、小学校の集団登校してるように思えてきた。
毎日、一緒にお風呂に入って、裸で寝てるとドキドキも少なくなってくる。
だって、マリエって、エリーの妹だから物凄く似てるんだよね。
一緒に寝てても、何故か安心して熟睡できちゃうし、最初から慣れちゃってる感じ。
既に、夫婦の倦怠期?
物凄くエロい状況だと思ってたのに、やはり、相手が全くエロい事をしてると思ってないようなので、余計にエロさを感じなくなってしまっている。
特に、マリエと接するようになってから。
だって、俺の事、基本、男と意識してないし、お姉ちゃんの彼氏で、完全に血の繋がったお兄ちゃん感覚で接してくるんだもん。
しかも裸で……もう、頭が混乱して意味が分かんない状況も、たった一日で終了してしまう。
所謂、子供の頃、妹と一緒にお風呂に入ってた感覚になってるのだ。
ただ、その期間が少し長い兄妹みたいな感じに……
「NOーー!! こんなの俺が知ってる異世界ハーレムじゃないよーー!!」
と、この時の俺は、心おもむくまま、これから起こる暗い現実に気付かずに、ただ、アホみたいに叫んでいたのだ……
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