第7話 ちょっとした事件
僕はいつもの様に桐谷さんを可愛いと言いながら弄り楽しんでいた。
普段の平日より少しお客さんが入り
若干だが忙しさを感じる日だった。
19時過ぎに1人で来店される常連さんが来てくれた。特に話した事は無いが良く来る人として認識はしていた。
いつもの様にお一人様用では無いが
丁度良い広さのテーブルに案内をした。
軽くお酒を飲みながらメインが来るまでの間にツマミを食べていた。
あの人、良く来るから覚えておいてね
と伝え桐谷さんは覚えようと数回のアクションを取りに行ってくれていた。
2時間くらい過ぎて食事も終えたそのお客さんがトイレに行ったのは直ぐに分かったが
なかなか席に戻って来ない
食べ過ぎたのか?と思っていたら
トイレに向かうちょっとした通路にそのお客さんと桐谷さんが話している
桐谷さんの表情は険しく無かったので大丈夫だろうと思いスルーしてしまった。
そのお客さんが立ち上がりお会計かなと思いレジの方に僕は向かった。
あれっ!来ないな
と思いフロアを歩いてると資格となる通路にまた桐谷さんと話している!
流石になんだコイツと思い睨みつけて
それに気がついたのか、そそくさと会話辞め席に戻り帰り支度をしだした。
桐谷さんに、とりあえずあの人が帰るまではフロア出なくて良いからキモいだろ
それだけ伝えて、僕はお会計に向かった。
桐谷さんは高校生だから最大で22時までしか働けない1人で帰すのが少し不安だったから
無いと思うけどもし、あの人がいる様だったら戻って来るんだよと伝えあがってもらった。
無事に帰れたのか心配でLINEを送った。
凄い怖い思いさせてごめんね
無事に帰れたかな?
何かあったら必ず相談して下さい
24時頃
無事に帰れました。
心配してくれてありがとうございます!
と返信があり
少しほっとした。
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