第8話 可愛いが口癖
出勤率が高いのもあって良く一緒に働く機会が多く、しかもアイドルタイムからの出勤なので2人で小1時間を仕込みしながら過ごす。
僕からしたら至福の時間でもある。
桐谷さんはどうかしらないけど、、、
今日も可愛いなー
何でこんなに可愛いのかな?
「店長、毎回言ってくれるの嬉しいんですけど本当ですか?」
勿論、本当だよ、基本的に嘘は言わない様にしてるから後々面倒になるのが嫌だから
「確かに!じゃー、嬉しいです!モチベーション上がります!」
本当に?こんなおっさんの可愛いが嬉しいと
そっちの方が嘘だと思うよ
「そんな事、無いのにな」
こんな感じの会話から日々が始まる
桐谷さんの事をもっと知りたいと言う気持ちが強くなり普段、自分の話しなんか余りしないのに桐谷さんにだけは何故か知らないが学生だった頃の話やモテ期絶頂期クズ野郎時代の話をする様になった。
「店長って本当にクズだったんですね」
うん、かなりクズだったよ
引いたよね?
「引いては無いですけど、意外すぎて」
そうかな?
若い頃なんて普通でしょ
今も余り変わらないかも知れない
「でも、クズは人気なんですよ」
そうなの!
変な時代だね
少し真面目に
桐谷さん、話しやすいし可愛いし
本当に来てくれてありがとね
と言うと桐谷さんは目を大きくして笑った
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