詩 例え、遠回りでも

佐倉明人

詩 例え、遠回りでも

転んだっていいじゃないか

くじけたっていいじゃないか

時には、遠回りでもいいじゃないか

そして、それゆえに、分かることもある


転んだ者にしか分からない痛み

くじけた者にしか分からない辛さ

遠回りした者にしか分からない経験


すべてが僕の糧になる


転んだあとの泣きそうな目で


見上げた空は、どこまでも青く

つかめそうで、つかめない雲たちが


僕たちを優しく見守ってくれている


この宇宙を巡るように

僕たちは、この星にやってきた


きっと、もうすぐ、この星は変わると信じ

僕たちは、この星にたどり着いた

そんな、前世からの記憶は遠く遠くへ

消えている


近道なんて最初からなかったのかもしれない

運命の輪は、回る


例え、遠回りしてもいい。前を向いて歩き出そう

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詩 例え、遠回りでも 佐倉明人 @sakuraakito

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