42話ー⑤ 既に管理者と接触してた!?






「ルークは……夫は消えかけたんです。それに......意味が、あると?」



 ルシアは一瞬とてつもない敵意と殺気を、雷華様に向けて放った。

 長年共にいるが、ここまでの威圧感を発しているルシアは初めて見る。



「えぇそう、きっとある。」



 雷華様は一切動じずに即答した。

 まるで慣れているような、そんな違和感を感じたのは言うまでもない。



「果てはね?あなた達が思うような生半可な場所じゃない。インサーニアの言葉といい……あなた達は何かある。」



 何かある……か。それがいいものだとは限らない。

 運命は時に苦痛を与えられる為だけに、定められていることもあるからだ。



「とにかく父上を探して。他に聞きたい事はある?無かったら終わりにしましょう。」


「ひとついいでしょうか?」



 これは質問というより直感に近い。

 しかし彼女に聞いてみたくなったのだ。



「ヴァラルが復活して神界が壊滅した場合、僕らはどうしたらいいでしょうか?」


「まず逃げなさい。そして管理者を見つけて協力を仰ぐこと。当然何も無ければ、ヴァラル復活時点で管理者は介入してくる。でもヴァラルがそれを悟らせるとは思えない。だからとにかく生きる事だけ考えるようにしなさい。」


「分かりました、肝に銘じます。本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。」


「ありがとうございました。」



 生き残るか……今に始まった事じゃない。

 神界に来てからが幸せすぎて、あまりに甘々しくて感覚が鈍ってしまった。


 これからは気を引き締めて生きていかなければいけない。



「最後に私の個人連絡先を渡す。対面ではしばらく会えませんが……メッセージは可能な限り返信する。分かった事があればその都度頼みます。」


「かしこまりました。最善を尽くさせていただきます。」


 そうして僕らは雷華様の拠点を後にした。

 帰り道は行きの教訓を活かし姿を別のものにして帰ることとなった。


 にしても......口調安定しないなぁ。








 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★


 どうもこんにちわ。G.なぎさです!

 ここまで読んでくださりありがとうございます!


 ヒョイっと行ったド田舎で、実は管理者と接触していました。

 しかも世界の水を司っている、アカシックレコードの番神と......


 読み返してみると、節々のセリフにちょっとした伏線があります!


 もし面白い、続きが気になる!と思った方は

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 更新は明日の『『22時過ぎ』』です!


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