第29話 郊外での出会い

エルは今、レドラを囲っている壁の外にいる。

関所があったが壁を越えったから問題なし。

ここに来た理由。それは、ある魔物を捕まえるためである。

それは

「スライム、いないな。」


スライムは最弱の魔物であり、雑食である。町や都市の下水道によくいる。

と言っても、下水処理のためである。スライムは生息地域で色が違う。

俺が修行?をしていた時、見かけたが滝のところには水色のスライム、下水道にはこげ茶のスライム、葉っぱのところには緑のスライムがいた。

俺はたまたま、スライムが透明から色がつくところを見た。

食べるものの違いだったのである。

そして、属性が付くことでそれに対する耐性が付くことも分かった。


「あっ、見つけた。」


俺は透明なままのスライムを捕まえた。


こいつに俺専用のスライムとなるのではないか?



結果、出来てしまった。

色は...黒と白が混ざりあっていて、小さいが透明、赤色、水色、緑色と茶色の点がありった。つまり、全属性を持っていることになる。

幸いなことに、エルの魔力が餌となるためエルが魔力を与えないと死んでしまうことだろう。

エルは

「お前をスイと名付ける。俺の相棒になってくれ。」


スイはジャンプしてエルの肩に飛び乗った。


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