学生編

第26話 入学準備

「何が必要だったか?」


「学生証、制服、武器、防具、教科書、ノートと雑巾ですね。」


「日本の学校かよ。」


「何か言いました?」


「いいや。何も。」


「そうですか。」


教科書、ノート、雑巾......日本の学校を思い浮かべ、エルは不機嫌になった。

仕方ないことでもある。が、表に不機嫌さを出していないだけましである。


「そろっていないのは、制服、武器、防具、教科書、ノートと雑巾です。」


「制服、教科書、ノートと雑巾をさっさと買うか。」


「そうですね...武器と防具はどうするんですか?」


「じっくり考えるために後にする。」


「そうですね。」


1時間後...


「あとは武器と防具だけですね。」


「そうだな。ルナはどんな武器にするんだ?」


「防具は聞かないのですか?」


「防具は俺とルナでそろえるからいい。まずまず、普通のやつからはわざとでもない限りあたることなんてないだろ。」


「それは、そうですが。」

                       

「それよりも、武器のことを考えろ。ルナはたぶん決まらないだろ。」


「なんでですか...あっ、武器を使ったことがないから。」


「そうだ。これからの戦闘のスタイルが大体決まるから自分に合うものを選べよ。」


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