第17話 半年後
同じようなことを繰り返し半年後 無属性魔法をマスターした。
ルナのステータスは
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種族 人族
個体名 ルナ
職業 受付嬢 格闘家
称号 ジャイアントキラー
ギフト 合成
レベル 40
HP 10000/10000
魔力 50000/50000
攻撃力: 1000
防御力: 1500
敏捷 : 2000
運 : 30
使用可能魔法: 無属性魔法Lv.10 (全て使用可)
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格闘家 対人戦時、技の威力上昇
ジャイアントキラー 格上を殺すことができるものへ送られる称号
格上を相手するとき身体能力上昇
ある程度は俺についてこられるレベルになった。ルナはもともと才能があったのだろう。無属性魔法を改良し、新たに魔法を生み出した。それがこれだ。
無手(むで) 魔力を衝撃とともに流し込むことで、衝撃が体の内部で増 幅させられ ことで、内部を傷つける 消費魔力 100
これが、とんでもないものだった。一撃もくらえないという制限が俺にかかったため、やばい。衝撃の度合いによっては、爆散する。マジで。だから、対抗策を開発しないといけなくなった。面倒くさい?............いや、最高だと思ったね。なんでって、そりゃあギリギリの戦いってワクワクしないか?それに、気が緩んでいたから引き締めなおすことができた。これは、戦いだって。ちなみに、俺も無手を習得した。
だって、見て魔法を盗むはいいだろ。見た瞬間に本能が警鐘を鳴らしたね。死ぬと思った。ギリギリだからこそ、才能が開花することもある。無手を使って、ルナの無手にあてると衝撃が同じぐらいだと相殺することができる。俺はルナとの組手が俺の訓練にもなった。どんなって?ルナと同じく無手を使ってルナの1撃1撃を相殺する。意外にきつい。言っていると簡単に聞こえるけど、ルナが繰り出す攻撃を同じ方向、同じ威力で同じタイミングで当てないといけない。これを、1時間。
「さてと、そろそろこの町を出るが大丈夫か?」
「はい。問題ありません。」
「結構強くなったよな。」
「とはいえ、エル様の方が強いですが。」
「負け惜しみか?」
「いえ、違います。私はただこの勝負に勝ちたいだけです。」
「ああ、賭けのやつか」
「はい。覚えていてくれてうれしいです。」ニコ
賭けは組手で俺に勝ったらなんでも1つだけ願いをかなえてやるというやつだ。
「そういう態度が誤解を生むんだよ。」
「そんなつもりはないですが。」
「無自覚かよ。」
「私も冒険者なので、自衛はできます。」
「ルナより強い奴かもしれないだろ。」
「心配してくれてありがとうございます。」
「はぁ。」
「溜息ばっかりだと幸せがにげますよ。」
「誰が俺から逃がしているんだ?」
「だれでしょうね?」
「......もういい。もう寝ろ。」
「はい。」
次の朝
「これからこの街を去るのか。感慨深いものがあるな。」
「そうですね。」
「ルナは受付嬢やめてよかったのか?」
「まあいいんですよ。」
「そういえば、今更なんだが、この町の名前は?」
「今更ですね。この名前はニードですよ。」
「必要、か。」
「いい名前ですよね。」
「そうだな。」
「さあ、行きましょう。」
「ああ。」
「じゃあな~」「元気でな~。」「帰って来いよ~。」「俺のためにな~。」「お前のためじゃねえだろ。」「んだとゴラァ。」「なんでルナちゃんもいくんだよぉ。」
「「「「「「それな。」」」」」」「今からでも置いて行ってくれ」「あんた達、うるさいわ‼さっさと、仕事をしな‼ルナちゃん。また、この宿に泊まってね。」
「戻りたいか?」
「いえ、大丈夫です。」
「いいのか?もう会えないかもしれないのに」
「エル様の傍が私の居場所ですし、戻りたいと言ったら、私だけ置いていきますよね?」
「まあ、そうなるな。」
「エル様は意地悪ですね。」
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