第15話 何言ってんだ?

「おい、ルナだったか、これから頼むぞ。」

「......はい。」

「んじゃあ、これをよろしく。」

「へ?」


彼女は驚いた。上から落ちてきたワイバーンを渡されたからか、それとも性奴隷のような奉仕をしろということじゃないことにか。


「え~と、夜にあなたの部屋に行かなくてもいいのですか?」

「は?何言ってんだ?......あ?ああ、そういうことね。俺が賭けで言ったのはこれからギルドの受付などで待っている列に並ぶことなどが面倒だから、ルナは俺専属の受付嬢になる。つまり、時間とかいろいろもらうこととなるから"もらうぞ"といっただけだよ。あと、違う街に行くときとかにはついてきてもらうし。」


ルナの顔が赤くなった。勘違いをしていたからだろう。


「わ、わかりました。それでは後日、報酬を取りに来てください。本当はBランクにしてもいいと思うのですが、Bランクからは護衛の依頼や指名依頼がありますので、Cランクまでになりますがランクはあげますか?」

「あげておいてくれ。」

「分かりました。ギルドカードをお預かりします。」

「あ、やっぱり、夜に場所を指定するからそこに来てくれ。」

「..................はい。」



夜になった。



「あ、きたね」

「遅れましたか?」

「いや。これから、森に行く。」

「............わかりました」

「勘違いしてるかもしれないが、エロいことをするわけじゃないぞ。」

「でも、こんな時間に森で2人きりって。想像するじゃないですか。」

「そういう発想になるのは普段からそういうことを考えているかららしいぞ」


ルナは赤くなった。


「そ、そんなこと、ありません。」

「まあいい。それよりも、何をするかだが、簡単に言うとルナの強化だな。」

「何でですか?」


と首をかしげる。ちょっとかわいい。


「旅をするときに、ルナを守りながらは面倒になるだろうから。」

「なんで、私も旅に同行するのですか?」

「専属だから。」

「............分かりました。何をすればいいですか。」

「その前に、ルナの宿を教えてくれ。」

「いいですが、知ってどうするんですか?」

「気絶した後に俺が面倒をみるのは面倒だから宿に連れて行ってあげるから。」

「...ありがとうございます。」

「んじゃあ、俺を殴った後、ルナの体に触れさせてもらってから魔力放出をしようか。」

「はい。ぺシン。ぷにぷに。 プシュー。............めまいがします。」


ルナが倒れそうなところを支える。だいたい、わかったな。

「ルナのステータスを表示してくれ。」

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おおよそとなります。よろしいですか?



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「ああ。」


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種族  人族

個体名 ルナ

職業  受付嬢

称号  なし

ギフト 不明

レベル 1

HP   100/100

魔力  50/50 

攻撃力: 10

防御力: 15

敏捷 : 20

運  : 30

使用可能魔法: なし

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