第14話 報酬

「どういう感じで戦う?」

「1対1でやっていこうか。」

「俺からやろう。」

「俺は審判をやるわ。」「「「「俺も」」」」

「よーい、はじめ‼」


はじめに声をかけてきたやつだなそして、あいつらの中で一番強いな。よし、ほかの奴らを相手するのは面倒だから圧倒するか。ていうか、こいつAランクだろ。


無属性魔法 身体強化     発動


「ふっ」


一瞬で距離を詰めて、腹に木剣をあてに行く。

こいつは、圧倒しきるにはある程度の余裕を残しながら相手に見せる切り札は最小限に。

そう思っての、最初から強化されている中の全速力の行動。


「うお、はっや‼お前、そんな見た目していながら、すごいな。」

「おっさんも避けれるとか人間やめてねぇかっ」

「おっさん、と呼ばれる年齢じゃね~よっ、まだ力隠してるんだろ、こいよっ!」

 

無属性魔法 魔鎧      発動


短剣を一瞬にも満たないうちにおっさんに投げ、蹴るがかわされる。これで終わると思っていなかったため木剣ですぐに切りかかるが、いなされる。


「おいおい!すげぇな、その年で魔鎧を使えるのかよっ」

「対応できんのやばすぎ、おっさん。いや、おっさんも使ってんだろ?」

「ばれたかっ」

「にしても、なんでこうも躱されるんだ?Aランクなだけあるねっ」

「お前にランクなんて言ってないはずなんだがなっ」


おっさんはカウンターで剣で切り付けてくる。俺は避けると突きを放つ。が躱される。

俺は木剣を手から離す。その瞬間、おっさんの注意は引き付けられた。


「避けられない攻撃ならどうだ?」

と言うと、俺は闘技場の中心にいき、俺の周りに10mを指定して、

氷水魔法 極寒領域を-50℃で詠唱する。

おっさんは俺に近ずいて、気絶させることで魔法をキャンセルさせようとした。


「此処は我の領域なり。我の望むものとなれ。極寒領域」


おっさんの攻撃はやばいなと思いながら攻撃を回避する。おっさんの攻撃が来る。時間との勝負。




が俺のほうがはやかった。

おっさんは自身の魔鎧が氷ついたため、極寒領域を解く。おっさんの氷を砕くと


「降参だ」


といい負けを認めた。おっさんは魔鎧を発動していたことと、極寒領域の温度が設定されていたこと、すぐに解いたことで軽い凍傷で済んでいた。

「さて、今のを見てお前らはどうする。」

「やめておくよ」 「無駄に怪我をしてたら仕事ができん。」

「クッソ。いまのおれじゃあ、勝てねえ」 「しかたない、か」「くっ」

「賭けは俺の勝ちだな。Aランクのおっさん、おっさんのおすすめの腕のいい鍛冶師を紹介することを要求する。」

「そんなんでいいのか?」

「俺たちは?」

「それでいい。お前らには、これから俺が危機に陥ることがあれば助けろ。これだけだ。」

「命がけになるやつじゃねぇか。」「まあいいか」「しゃあねえな」「わっかた。」

「あとで、後悔するなよ」「仕方ねえな」

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