第13話 またかよ

ギルドについたわ。

うん、予想どうり、剣を持った衛兵らに囲まれてる。

衛兵がしゃべりかけてきた。


「おい、そのワイバーンをさがらせろ。」

「うん?...ああ!そっか、おじさん、ワイバーンは死んでるよ?」


衛兵が、ワイバーンはエルに従っていると思ったのは衛兵の一人がエルの実力を見抜いていたからである。死んでいることに気が付かなかったのは、外傷が一切なく、 

ワイバーンのは表面の氷は融けていたからである。


「「「「「「「.........は?」」」」」」」


「ワイバーンを狩ってきたんだよ」


「死んでるか、確認させてもらっても?」


「いいよ」


「冷たいな。確かに、死んでる。」


「すまんかった。坊主。」


「いいよ、別に。」


ギルドの中にて


「えっと、依頼の完了ですね。はい、処理しました。次の方。......あ、あなたは、ワイバーンの討伐依頼を受けた人ですよね?よかった、死んでしまったかと思って.........。依頼の失敗の報告ですね?違約金を払うことになりますが、大丈夫ですか?」


普通の冒険者の説明ならばそれであっていたのだが......


「おい」


「はい?」


「なんで俺が失敗した前提なんだよ?」


「え、時間もそんなにたってませんし、ワイバーンを討伐できるとは思えませんので...」


「討伐してきた。依頼達成の受理を。」


「へ?討伐してきた?少々お待ちください。」


「............か、確認できました。受理します。これが、報酬です。」


「なぁ、賭けもしてたよな。」


「っ!」


「んじゃあ、お前をもらうからな。」


「おい、待て。お前、俺たちの癒しのルナちゃんに手を出そうとしてるんだよ、あ˝ぁ˝ん?」


「賭けにこいつは負けたんだ。正当な報酬だろ?」


「ルナちゃんを物みたいに言うんじゃねえ。」


「「「「そうだ。」」」」「あんな奴に、ルナちゃんを渡すかぁあ」


「おっさん。不満なら、相手をしてやるよ。ただし、俺からおっさんらは報酬を奪おうってわけだ。なら、俺が望むことをしてもらうからな。」


「それでいい。」「俺もやるぜ‼」「「「「俺もだ!」」」」


「なら、闘技場へいこうじゃないか。」

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