第11話 あ~、めんどくさ
ギルドの受付にもっていき、受付嬢に受注してもらったら、依頼を受けたことになるため受付嬢のところへ行くと
「この依頼を受けます。」
「はい。このワイバーンの......ワイバーン⁉え⁉間違えてないですか?」
「あってます。」
「ちなみにですが、何ランクですか?」
「Dですが?」
「え~と、受けられる依頼は実績があったら一ランク上まで受けることができますが、ない場合はそのランクまでの依頼ですよ?」
「知ってるよ。」
「それに、Dランクです...死にたいのですか?」
エル自身は気づいていないが、このギルドにいる中で一番背が小さい。そして、Sランクに最も近い実力者となっているが、大体の強さしか把握していないためAランクほどだと思っている。現在のランクと実力の差が生まれていた。そのためエルでなければ、受付嬢の行動は正しい判断だと言える。今、この場にエルの実力を測れる者がいなかったのも、本来成立するはずがない賭けが成立してしまった要因といえるだろう。
「分かった、んじゃあ、賭けをしよう。俺が生きてここに帰ることかつワイバーンを討伐してきたらお前をもらうから。万が一もないと思うが、どちらかが、達成できなかったら、この15万円をやるし、ランクより上の依頼をこれから受けない。」
「それは、私がすごく有利ですよ...」
小さい声で
「めんどくさいな」
「まぁ、気にするな。んじゃあ、受注よろしく。」
俺は素早くギルドをでた。
「待ってください!まだ、話は............もう、いってしまいましたか...」
森の中にて
「あ~、受注するのだけでも、面倒だったな。もう、ランクをあげるか...でも、緊急招集がめんどくさいな。いちいち、こんな会話をするほうがめんどくさいな。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます