第2話黒猫と共に
雨が降る街を俺は歩いていた、後ろからちょこちょこと黒猫がついてくる
「なんでついてくるんだよ!」
「いや、一応契約したわけだしこれから仲良くしようと思って」
と黒猫が、口を開いた
「お前喋れるのか!?」
喋れる使い魔なんて初めてみた
「え、じゃーよ!なんか特殊な能力的なの持ってたりするのかよ!」
使い魔はそれぞれ特殊な能力がありる
「ふん!そりゃーもちろんスッゲーのがあるぜ!」
「なんだよ!」
「もう言わなくてもわかるだろ?」
「???」
「仕方ないなーいくぞ?我偉大なる能力は!人間の言葉を完璧に理解でき意思疎通ができる!!!」
(だめだ…くっそハズレじゃねーか)
人生の絶望を感じている横で黒猫は尻尾を伸ばして目をキラキラさせていた
「せっかくだしよ俺に名前つけてくれよ!」
「えー、いるのかよ、、んー、じゃ猫五郎とかでいいか?」
「くっそセンスねーなあっ、間違えたくっそセンスねーにゃ」
「いちいち言い換えないでくれるか?無性に腹が立つ」
D級の使い魔で尚且つ能力は人と話せるという絶望的なもので無性にイライラしていた俺は少し強く当たってしまった。
「ちぇー、つれねーのじゃーいいや元の名前の方が気に入ってるし!じゃ、僕に続けて僕の名前を呼んでね!お前の」
(ただ、仕方ねーな)
「お前の」
「名前は」
「名前は」
「悪夢」
「悪夢」
その瞬間急に右手の甲が光だし肉球のマークが押された
「は?は?なにこれ」
「あれ?聞いてなかった?使い魔は名前をつけた時点で契約成立だって先生が言ってたじゃないか」
「ん?てことはよ?」
「うん!これで正真正銘の相棒だ!よろしくね!」
「なにしとんじゃ我ーーーーーッ」
気づけば俺は猫につかみかかっていた
「えへへ初めてのご主人様だ」
「なにして、なにしてくれてるんだ…」
俺は力無く座り込むしかできなかった
説明
黒猫(悪夢)D
能力(特技)
人間の言葉がわかる
カイルの使い魔
炎色の不死鳥A
能力
再生・支配
ナライ先生の使い魔
異空のヤモリB
能力
瞬間移動・伝達
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