第52話 今の日常
目が覚める。
時間を確認すると11時近いな。
昼飯まではゆっくりしておこう。
すでに目の覚めていた志帆と、イチャついて過ごす。
幸せだな。
昼になり食堂に移動する。
外に狩りに出ているメンバーもいて、人数は少ない。
友美に午後からステータス獲得をやろうと声を掛ける。
何か準備が必要か聞かれたが、動きやすい服装をしてくれれば、他は大丈夫だと伝える。
そこに綾子もレベル上げをしたいから、自分も参加して良いかと聞いてきたので了承する。
和美が二人を衣装部屋に案内すると言うので任せる。
子供達にも聞いてみると
「レベル上げする!」
とやる気なので連れていこう。
昼食を済ませ、先程のメンバーで屋上に行く。
毒物の確保が出来ていないので、以前と同じ方法でやっていく。
友美は8体目のモンスターを倒した時に、ステータスを獲得出来た。
時間もあるので、そのままレベル上げの為に継続してもらう。
友美は頑張ってレベルが4まで上がった。
なんか元気な子だな。
レベルアップ時に疲労も回復するとはいえ、ほとんど休まずに楽しそうにやっていた。
見ている周りの者まで、元気になってくる。
看護師をやっていたそうだが、きっと患者にとって癒しになっていたのだろう。
ツリーの解放は何にするか聞いてみると、支援樹を取るそうだ。
間違いのない選択だな。
今後何を伸ばすにしても、防御膜と身体強化は取っておいて損は無いからな。
子供達も含め、皆のレベルが上がっている。
彩香も4まで上がったので、スキルを一緒に選ぼう。
魔力調整や、咄嗟にスキルを使うなどは難しいだろうから、常時発動型のスキルが良いかな?
身体強化と今後の事を考え、魔力操作も良いと思う。
彩香は素直にその二つにするそうだ。
良い子だな!
頭を撫でると嬉しそうに抱き付いてきた。
そのまま抱っこして、食堂まで戻ってきた。
食堂には、外に狩りに出ていたメンバーも戻ってきていた。
今日は親子の熊に出くわしてしまい、子熊を殺すのは、少し戸惑ってしまったそうだ。
気持ちは分かるが、戸惑いが怪我に繋がらなくて良かった。
それにしても、今までも何体かいたが熊は冬眠しないみたいだな。
モンスター化して、生態が変わっているんだろう。
そんな事を考えていると、皆が銭湯に行きたいと言い出す。
そんな物もあったな。
準備をしてもらい、次元空間の銭湯に移動する。
初めて来た綾子と友美は驚いている。
「営業している施設が、まだあったんですね」
「営業してはないんだよね。
特別な空間に、無事な施設を丸ごと移設したんだよ」
何を言ってるのか理解出来ていない様で、ポカンとした顔をしている。
モンスターも人も、他には誰もいないから安心して入ってくれと伝える。
彩香が行こう、と手を引いてくるが、綾子や友美もいるので遠慮する。
彩香の悲しそうな顔を見て綾子と友美が、私達はタオルを巻いて入るので大丈夫ですよ、と言ってくれる。
再度確認するが問題無いそうなので、お言葉に甘えて一緒に入る事にした。
彩香ナイス!やったね!
紳士を気取って、周りは気になってませんと振る舞って入浴する。
静まれ俺の分身よ!今はダメだ!
二人には、特に視線を向けないように心掛ける。
皆で仲良く入浴していると、いつの間にか綾子と友美もタオルを巻いてない?
マジか!見ないように耳だけ傾けると、みんな裸なのに、自分達だけタオルを着けている方が何か恥ずかしくなったそうだ。
ありがとうございます!
こっそり、さりげなく、ごく自然に目をやる。
最近は女性の裸体にも慣れてきていたが、見てはいけないものを見れた興奮は抑えられず、分身がいきり立つ!
ヤバイと思い二人をこっそりと見てみると、笑顔をひきつらせる綾子と、顔を手で隠し指の隙間から覗く友美と目があった。
開き直った!その後は開き直ってガン見させて頂きました!ありがとうございました!
俺の紳士像は崩れ去ったが、それ以上に有意義な時を過ごして食堂に戻ってきた。
それから数日間は、何人かと周辺を探索したり、畑を広げて新しい作物を育てたりと、日常を過ごしていった。
そんなある日の夜、部屋に綾子がやって来た。
部屋に入ってもらい、どうしたのか尋ねるが、何かを言おうとしては躊躇してと、中々話さない。
「言いにくい事なら、焦らなくて良いですよ」
話さなくてはと慌てている綾子に、急がなくていいと伝える。
覚悟を決めた表情で
「ありがとうございます。
先日、銭湯に入った時に…
その…
私の身体に…
興奮しましたか?」
正直に話して謝ろう。
「はい、興奮しました。
不快な思いをさせてすみません!」
「そうですか!
いえ、不快ではありませんでした。
逆に忘れられないと言いますか…
この歳で、経験が無いんです!
思い出すと身体が熱くなって…
友美に相談しても分からなくて、由香里さんに相談したんです。
そうしたら私には治せないから、高遠さんに相談すると良いと…
してもらうと良いと、今日の番を譲ってくれまして…
私の身体に興奮してくれたなら、お願い出来ますか?」
「喜んで!!」
こんな可愛い女性に求められて断る筈がない!
俺は性交術を駆使しながら優しくほぐし、長い夜を二人で楽しんだ。
もうね!初な反応が可愛すぎる!
もうね!なんかね!良かったんです!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます